衣料品売上動向

チェーンストア協会・販売統計  衣料品の月別売上高の推移

チェーンストアの衣料品の月別売上高の推移

001(図-1)は、チェーンストア協会・販売統計の「衣料品月別売上高」をもとに作成した、平成22年度と平成23年度の月別売上高推移をグラフ化したものです。これを見ると次のことが分かります。

平成22年対平成23年で、衣料品の月別売上高が「前年超」の月は、4月、5月、6月7月、8月、9月、10月、11月、12月の9ヶ月。

「前年割れ」の月は、1月、2月、3月の3ヶ月。

これを見ると、チェーンストアの衣料品売上高は「やや上向き、前年超の上昇傾向」にあります。チェーンストアの衣料品に「明るい兆し」が見えたと考えてもいいような気がするのですが、一方で、この傾向をいつまで持続することができるのかという不安もあります。

①チェーンストア・衣料品年間売上高の平成23年前年比伸び率は103.5%。

平成22年度年間売上高-1兆3034億335万円

平成23年度年間売上高-1兆3496億1567万円

②平成23年度末の期末店舗数は8086店で、前年より161店舗増、前年比は102%。

③平成23年度末の期末売場面積は2312万4388㎡で、前年より83万1207㎡増、前年比は103.6%。

②、③を見ると、平成23年度のチェーストア衣料品売上高は、売場面積の前年比増分(103.6%)と、ほぼ等しい前年比(伸び率)になっています。簡単に言えば、「売場面積が伸びた分だけ、売上高も伸びた」ということになりますが、「明るい兆が見えた」と考えてもいいのではないでしようか。

005(図-2)は、チェーンストア協会・販売統計、「衣料品月別売上高前年比(店舗調整後)」をもとに作成した、平成22年度と平成23年度の月別売上高前年比の推移比較グラフです。これを見ると以下のことが分かります。

平成23年度の月別売上高は、「前年超」の月数が8ヶ月、「前年割れ」の月数は4ヶ月で、「前年超」の月が多い。前述している、②、③の背景があるが、この図でも、衣料品の売上高は「前年超、やや上向きの傾向で、明るい兆し」が見えていると思われます。

009_2(図-3)は、ディリーファッションストア最大手・「ファッションセンターしまむら」の平成22年度と平成23年度の「既存店月別売上高前年比の推移」を比較グラフ化したものです。これを見ると、「前年超」のは、4、5、7、9、10、12、1、2月の8ヶ月で、「前年割れ」の月数を上回っています。色々の背景があるにしても、ファッションセンターしまむらの既存店売上高も「前年超、やや上向きの回復基調で、明るい兆しが見える」と考えてもいいような気がします。

012(図-4)は、チェーンストア・婦人衣料の平成22年度と平成23年度の月別売上高の推移グラフ、(図-5)はチェーストア・婦人衣料の平成22年対平成23年の月別売上高前年比の推移グラフです。チェーンストア・衣料品売上高のなかでも、婦人衣料は構成比が高く、重要な部門ですが、(図-4)、(図-5)でも、前述しているチェーンストア・衣料品月別売上高の推移、そして、月別売上高前年比の推移と同じ傾向が見られます。すなわち、売上高の「前年超、やや上向き傾向、明るい兆し」が見えています。希望的観測すぎるという人もいるかとは思いますが、「衣料品にも春が来つつある」と考えてもいいのではないでしょうか。明るい気持ちで、積極的に、攻めの気持ちで、販促セール企画に取り組んでいきたいものです。

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