8月のチラシ

2013年8月のチラシ 夏物最終売りつくし

8月-「夏物最終売りつくしセール」

2013年の夏(7月~8月)は「異常気象」だったと気象庁。とりわけ、8月の、猛暑、酷暑、いままで経験したことのない大雨・豪雨、洪水、突風、竜巻等は「異常気象」と「おおきな天候異変」を感じさせた。夏が暑いのは、衣料品商売にとって、決してマイナス要因ではなく、むしろ、夏物衣料の売れ行きアップのプラス要因と言える。しかし、一方、厳しい残暑、暑さが長続きし、彼岸を超えても続くようだと、今度は「秋物衣料の売行き」に大きな影響が出る。9月に入っても、いっこうに衰えを見せない夏の猛暑、酷暑は「秋物商戦の立ち上がり」の足を引っ張ることになるかもしれない。

003
2013年夏・8月におけるGMS・イトーヨーカ堂の夏物衣料の「最終処分売りつくしセール」のストーリーは以下のとおり。

①7月31日~8月12日-「夏物衣料 ラストチャンス 売りつくし」

②8月7日~12日-「秋に活躍の衣料品も、すでに値下げしている夏物衣料もさらに値下げ-今ついている価格から 空前の大3割引 大バーゲン」

③8月24日~9月1日-「特設コーナー 夏物衣料売りつくし 商品入れ替えのため、さらに大幅割引 半額・3割引き」

006「夏物衣料最終処分売りつくしセール」第2弾のチラシ。セールタイトルを大きな文字で書き込んだデザイン・レイアウトの、かなり強烈な訴求のセールチラシです。しかし、これは、イトーヨーカ堂の夏物衣料・最終処分売りつくしセールで、定型化、定番化されている一連の流し方であると言ってもいいかもしれません。この「流し方」を、もう、数年続けているところをみると、きっと、かなり効き目があるものと思われます。

007

イトーヨーカ堂が、特設コーナーを設けて展開する「夏物衣料 売りつくしセール」は、夏物処分セール・ストーリーの最終段階と言えます。この段階では、売場は、すでに、100%秋物展開になっており、その売場には「夏物残品を組み込まない」というのがこの時期の売場づくりのルールになっているのかもしれません。

001
ファッションセンターしまむらの「夏物衣料最終処分売りつくしセール」の第1段階のチラシ。アイテム限定・2日間日替わり-緊急値下げ-レジにて3割引」ですが、これは、しまむらが、夏物最終処分売りつくしセールの入口で展開するすでに定番化・定型化されているセールチラシと言ってもいいでしょう。

 

2012年8月のチラシ②

2012年8月のチラシ②

1208_010パシオスの夏物処分セールチラシ。文字だけの夏物処分セールチラシですが、大きな文字使い、強烈な色使いでお買い得感を訴求。パシオスのセールチラシづくりの「うまさ」が見えるチラシの一つです。

1208_012パーティハウスの「半期に一度の緊急企画」。決算大処分、値下げ、半額の大きな文字使いが目立ちます。カラー数は少ないですが、インパクトのあるセールチラシ。

1208_016
サミットコルモ・衣料館コルモピアの新店・三軒茶屋店のオープンセール第一弾。日替わり・アイテム限定で50%OFF、超目玉品では50円の打ち出し。かなり強烈な低価格訴求のオープンセールチラシ。サミットコルモ・衣料館コルモピアにとって久々の新店開店で一段と力が入っているように思われます。

1208_018_2コルモピア三軒茶屋店のオープンセールチラシ(第一弾)の裏面。100円、200円の超目玉品、50%OFFなど、かなり強烈なオープンセールチラシ第一弾です。

2012年8月のチラシ①

2012年8月のチラシ①

1208_0028月は「夏物最終処分」と「秋物品揃え」が同時並行で展開される時期。このセールチラシはファッショセンターしまむらの夏物処分セールチラシですが、迫力、インパクトのあるセールチラシです。しまむらは15年~20年前にはこのタイプのセールチラシを打っていた記憶があります。

1208_004
前述したセールチラシの裏面。300円、500円、700円、900円で低価格訴求とお買い得感を強調。

1208_006これはパーティハウスの夏物処分セールチラシです。大放出、半額、4割引き、3割引きを大きな文字使いで強調し、お買い得感を訴求。

1208_007サミットコルモ・衣料館コルモピアの夏物処分セールチラシ。50%OFF、30%OFFで低価格訴求。パッと見で、なにをやっているかが良く分かるセールチラシ。






あかのれん&サミットコルモ 2011年8月のチラシ

008あかのれん、2011年8月の販促セールチラシ本数は5本で、前年同月より1本増。

①8/3-7・「ポイント10倍セール+バーゲンバーゲン 夏物 祖底値に挑戦+夏得のプライス」

②8/10-14・「秋 先取り+バーゲンバーゲン 夏物総ざらえ 7割引 5割引」

③8/17-21・「決算前の夏物大処分+大幅プライスダウン お買得セール」

④8/24-28・「オータムコレクション+くつ下まつり・傘まつり・靴まつり」

⑤8/31-9/4・「秋一番+ポイント10倍セール」

あかのれんの8月の販促セールチラシの企画内容、セールタイトルは、ほとんど前年踏襲型でした。いずれのセールチラシも端境期における低価格訴求の季節商品残品処分セールチラシで、あかのれんの定型・定番型チラシです。手なれたセールチラシといいますか、よほど集客効果と売上アップの実績のあるチラシなのでしょう。

サミットコルモ・衣料館コルモピア、2011年8月の販促セールチラシ本数は6本で、前年同月より2本増でした。

①8/3-7・「お待たせしました。日替り特価」

②8/10-14・「どんどん値下げ!! 夏物 レジてに70%~20%引」

③8/17-21・「夏物 どんどん値下げ!! 夏物一掃! 夏物アウター レジにて50%~20%引」

③8/24-28・「日替り 超特価 半額 + 夏物アウター一掃」

④8/27-28・「衣料品全品 現金1割ご返金セール+店舗限定 夏物一掃」

⑤8/31-9/4・「最新 秋トレンド」

サミットコルモの2011年8月の販促セールチラシは、「夏物値下げ・夏物処分」一色の展開となっています。セールチラシの表現が、一段と激しいものになっているような気がします。新規店舗の年間出店がゼロとか、1~3店舗という極めて少ない出店数のサミットコルモですが、その分、「既存店で勝負」という形が必然的に強くならざるを得ません。そのせいかどうか分かりませんが、販促セールチラシの表現が、かなり強烈になってきているように思います。このやり方をあまり長く続けると、セールチラシの効き目が無くなることが多いのですが、そこのところが、ちよっと気になります。

009かなり強烈な表現のセールチラシです。「夏物 レジにて70%~20%引 + 品目限定 半額」という組み合わせですからかなりのインパクトがありそうです。集客効果はどうだったのか知りたいものです。

011_28月17日からの「夏物一掃」、そして、8月27日からの「店舗限定 夏物一掃」のセールチラシです。見ての通り、デザイン・レイアウト、セールタイトル、文字使い、色使い、ともに、かなり激しく、強烈な表現のセールチラシです。効き目のありそうなセールチラシに見えますが、はたして、売上アップ効果はどうだったのでしょうか。

しまむら&パシオス 2011年8月のチラシ

004ファッションセンターしまむら、2011年8月の販促セールチラシ本数は4本で、全てB4サイズでした。内容は以下の通り。

①8/3-7・B4・「帰省準備特集+夏物値下」

②8/10-14・B4・「新作 トレンドコレクション」

③8/18-21・B4・「先取りスタイル登場+ハッピーアイテム新作入荷」

④8/24-28・B4・「旬スタイル先取り 新着トレンド」

ファッションセンターしまむらの2011年8月の販促セールチラシは、基本的には前年踏襲型で、「夏物値下げ・見切り+秋物トレンド訴求」で組み立てられています。夏物処分は最終段階ということもあり、次シーズン・秋物の訴求がメインになっていますが、販促セールチラシのインパクトは、どうしても弱くなってしまうようです。

パシオスの2011年8月の販促セールチラシ本数は5本で、チラシサイズは全てB4、前年同月比1本増。

①8/3-7・B4・「夏物徹底処分」

②8/10-14・B4・「特報 夏物 こんな価格になりました」

③8/17-18・B4・「夏物最終 レジにて2割引 + 破格値市」

④8/24-28・B4・「秋トレンド発表」

⑤8/31-9.4・B4・「秋旬スタイル+夏物最後のチラシです」

8月の販促セールチラシ企画は、セールチラシタイトルも、企画内容も、基本的に前年踏襲型でした。8月中旬~9月中旬に展開される販促セールチラシは、各社、同じような企画内容、セールタイトルが多く、インパクトの強い攻撃的な表現のセールチラシはあまりありません。

001ファッションセンターしまむらが自信を持っている「低価格+高品質」の開発商品を訴求する販促セールチラシ。年に何回かこのタイプのセールチラシを打ち込んでいると思いますが、低価格訴求商品アイテムとしてはパンチがありそうです。

003_3しまむらが夏物最終処分期に打ち込む店舗限定の定型・定番型セールチラシです。しまむらは、それぞれの季節の残品の最終処分を、良く売れている店に商品を集め、店舗限定で展開するやり方をしています。このやり方は、同業他社も同じようなものです。

005
パシオスが端境期に打ち込む定型・定番型の販促セールチラシです。かなり強烈な表現のセールチラシです。「夏物最終 レジにて2割引+破格値市」の組み合わせは、かなりインパクトがありそうです。

ディリーファッションストア 2010年&2009年 8月のチラシ比較

109_003表は、ディリーファッションストア大手4社が、 2010年及び2009年の8月に展開した販促セールチラシの比較一覧表です。4社とは、①ファッションセンターしまむら、②パシオス、③あかのれん、④サミットコルモ。それぞれ、企業別、月日別に、2010年と2009年の8月に展開した販促セール実績が比較一覧できます。この一覧比較表をよく見ますと、販促セール企画及び、その内容が、今年と前年、ほとんど同じ中身のものが多いことが分かります。毎年毎年、そうそう、斬新なアイデアの販促セール企画は打ち出せないのが見てとれます。

109_006 (一覧比較表は、左クリックで拡大できます)。4社の8月の販促セール実績一覧比較表を見れば、量販総合フルライン衣料品店の夏場、8月の販促セールの流れと、打ち出し・企画の中身が分かるのではないかと思います。4社は、量販総合フルライン衣料品店の中では、優秀・トップクラスですから、参考にできるところが多々あるものと考えています。詳細な比較分析をすれば、御店の販促セール企画に際して、参考資料の一つとしてお役に立つこともあるのではと思っています。

サミットコルモ 2010年8月のチラシ

20108_025 サミットコルモ・衣料館コルモピア、2010年8月の販促セール本数は5本。①8/4-8・コルモピア 夏祭、②8/11-15・最旬Style、③8/18-21・フォーマルフェア+新学期準備特集、④8/25-27・夏物一掃、⑤8/28-29・衣料品全品・円高還元ご返金セール・御買上品1割引。前年同月、2009年8月の中旬、19日以降の販促セールは、秋物と新学期準備を全面に打ち出していました。しかし、今年、2010年の8月は、8月25日・立ち上げで「夏物一掃」セール、続いて、28日には「円高還元ご返金セール・衣料品全品、御買上品1割引」セールと、夏物処分・値下げセールをやっています。

20108_027もう随分まえから、夏から秋の端境期には、 「夏素材+秋色」の商品を展開するというやり方を多くの店がやっています。天候・気温の変化とタイミングがあえば、それなりの売上がつくれたのですが、今年のような猛暑の夏、、9月いっぱいは続くといわれている暑さを考えると、「夏素材+秋色」商品で、例年のような売上は確保できなかったのではないかと思われます。暑すぎて、秋物はまだ売れない、それで、8月25日からの「夏物一掃」セールということだったのかもしれません。多くの店は、例年、8月中旬からは「秋物を全面に打ち出した」販促セールを展開してきました。しかし、今年の夏、とりわけ、8月中旬から9月中旬は、商品展開、品揃え、そして、販促セールの展開の仕方も変える必要がありそうです。天候・気温の変化に対応した展開に変えていかなければ、売上確保も難しいのではないでしょうか。異常気象ともいわれるような気候・気温の変化に柔軟に対応していくことが求められるでしょう。

20108_030

「フォーマルフェア」は、前年の8月も、ほぼ同じ日程でやっています。夏休みも終わりが近く、まもなく新学期始まるということを考えての販促セール展開です。ある意味、猛暑とは関係ありませんが、とはいえ、この猛暑では、わざわざ買いに来てくれるお客の数も少なかったのではないかと思うのですが、はたして、結果はどうだったのでしょう。

20108_032  8月下旬、それもぎりぎり、25日というところで、「夏物一掃セール」を打ち込むことには迷いもあったのではと思います。ここで、夏物商品を新たに投入するのは危険だからです。売れ残したら多大の値下げロスを出すことになります。そのリスクを避けるために、セールの中身が、手持ちの売れ残り夏物商品を中心としたセールになりがちですが、サミットコルモはどんな内容の品揃えで臨んだのでしょうか。残念ながら、このセールを見に行けなかったので何とも言えませんが、とても、興味のあるところです。

あかのれん 2010年8月のチラシ

20108_017 あかのれん、2010年8月の販促セールチラシの本数は4本。①8/4-8・ポイント10倍セール、②8/11-15・秋先取り+バーゲンバーゲン7~5割引、③8/18-22・バーゲンバーゲン・夏じまい、④8/25-29・オータムコレクション+傘まつり、靴下まつり。前年同月、2009年8月の販促セールチラシ本数4本と同数。さらに、ポイント10倍セール、秋先取り、夏じまい、傘まつり、靴下まつり等のセールも、多少、日にちのズレはありますが、前年同月と殆んど同じものです。効き目があったセールは、まったく同じセールタイトルコピー、同じ内容のものが2~3年間は続けられる、この傾向は多くの店で見られます。

20108_019

8/11-15・バーゲンバーゲン7~5割引のセールも、あかのれん恒例・定番型セールになっているようです。このタイプのセールチラシが年に数回打ち込まれていることを考えますと、効果大のセールチラシなのでしょう。7割引~5割引という表現も強烈ですが、本当に価値ある商品が大幅割引されているのであれば、お客の絶大な支持を受けること間違いなしと思われます。このセールチラシの集客力、売上結果を知りたいものです。

20108_021 「バーゲンバーゲン」セールチラシの色ちがい版。表現も、中身も、前週に打たれた「バーゲンバーゲン」セールチラシと似たようなもの。しかし、2週続けて、「バーゲンバーゲン」セールチラシを打ち込んでいることを考えますと、やはり効き目があるセールチラシに違いありません。中身をじっくり研究しておきたいセールチラシのひとつではないかと思います。

20108_023

あかのれんは、例年、秋物を全面に打ち出したセールチラシを8月下旬に打ち込んでいます。前年同月、2009年8月下旬は「秋一番・ニューアライバルフェア」のセールタイトルコピーでやっています。裏面「傘まつり、靴下まつり」を組み入れているのも、前年と同じです。あかのれんの年間販促セールチラシカレンダー、スケジュールどおりにやっているものと思われます。

パシオス 2010年8月のチラシ

20108_010 パシオス、2010年8月の販促セール本数は4本。①8/4-8(B4)夏物終了宣言・第一弾、②8/11-14(B4)夏物終了宣言・第二弾・こんな価格になりました、③8/18-22(B4)18、19日 今日・明日 レジにて2割引、裏・秋のトレンドはじまります、④8/25-29(B4)夏物 底値市。前年同月、2009年8月の販促セール本数は5本でしたから、今年はセールチラシが前年より1本少なくなっています。昨年は、夏物終了宣言を今年より1本多い3本、第三弾まで打ち込んでいます。今年は第二弾まででしたから、その分が1本少ない結果になっています。パシオスの8月の販促セールチラシは、ファッションセンターしまむらが8月上旬から「秋」を全面的に打ち出してきたのと逆で、連続して徹底的に夏物処分・値下げセールを打ち続けました。今年の夏、8月に続いた猛暑を考えますと、パシオスの考えの方が「いい結果」を出しているかもしれません。

20108_012 8/11-14の販促セールチラシ「夏物終了宣言・こんな価格になりました」は、パシオス恒例のセールチラシです。昨年同月、2009年8月も、ほぼ同日、8/12-16でこのセールチラシを打ち込んでいます。このセールラチシを、ここ数年続けているところをみると、おそらく、効き目があるセールチラシなのでしょう。

20108_014 今年、2010年・8/18日に打ち込んだ販促セールチラシはセールタイトルコピー「今日だけ!!」(地域によっては、「今日・明日 レジにて2割引」)ですが、このセールチラシも、前年同月、8月19日に、これと全く同じタイプのセールチラシを打ち込んでいます。パシオスだけではありませんが、ヒットしたセールチラシは、大体、2年~3年、まったく同じタイプのチラシを、同じ期間に打ち込むという店が多いものです。「当ったセールチラシは、2~3年は効き目がある」と言えるかもしれません。

20108_015

パシオスは、2009年の夏、8月25日まで夏物処分・値下げセールチラシを打ちこみました(裏面は「秋トレンドはじまる」)。デザイン、レイアウト、カラー使い、ともに激しい表現のセールチラシですが、かなりインパクトがありそうです。端境期に打ち込んでくるパシオスのセールチラシは、迫力があり、強烈な訴求力のあるものが多いと思います。なかでも、パシオスが、冬と夏の端境期に展開する販促セールチラシはそのままそっくり真似して使いたいくらい優れたのものが多いと思っています(パシオスと同一商圏では出来ない話ですけれど・・・・・・)。

ファッションセンターしまむら 2010年8月のチラシ

20108_002 ファッションセンターしまむらの2010年8月チラシ本数は3本。①8/4-8(B4)トレンド先取り・夏を楽しもう、②8/11-15(B4)新作コーディネイト、③8/25-29(B4)トレンド宣言。しまむらは、例年、8月のセールチラシ本数が少ないのですが、これは、8月20日前後に本決算棚卸しを実施していますので、その間は販促セールチラシを入れていないようです。2009年8月の販促セールチラシ本数は4本でしたから、今年は1本少ないことになります。夏物商品の在庫を、もうそれほど持っていないからなのでしょうか、夏物値下げ・処分セールを全面に打ち出したセールチラシは、わずかに1本あるだけです。

20108_004

8月11日から「秋物」の販促セールチラシ「新作コーディネイト」を打っています。しかし、今年の8月は、猛暑が続き、夏、真っ盛りという気候でしたから、秋物は、あまり売れなかったのではないでしょうか。平年の気候であれば、8月中旬に秋物を打ち出すのが普通の考えですが、今年の夏の販促セール展開は例年と同じようなやり方では、気候の変化に対応できなかったように思います。かといって、夏物をぎりぎりまで追いかけるのもリスク大ですので、夏物処分・値下げセールをいつまで続けるか、各社、迷ったかもしれません。

20108_005 8月下旬、8/25-29(B4)トレンド宣言のチラシも秋物を打ち出していますが、その裏面では、夏物処分・値下げセールを展開しています。夏物残品は少ないとはいっても、この暑さなら、まだ、夏物が売れると考えたからでしょうか。とにかく、8月いっぱい、猛暑が続きましたから、もう少し夏物を追いかけてみようと考えた店が結構、あったのではと考えています。猛暑続いている時に、秋物を打ち出しても売上がとれないからです。

20108_007

8月25日~29日の販促セールチラシ「トレンド宣言」の裏面に、「夏物・売りつくし。値下げ!!」を入れたのも、前述のとおり、夏物で、まだ売上が稼げると判断したからではないかと思われます。2009年8月の、この時期に打った販促セール、8/26-30のタイトルは「新着・秋スタイル」でした。今年は、9月いっぱい暑さが続くという天気予報も出ていますが、商品対応、品揃え対応、販促セールなどをどう対応させていくか、なかなか難しいことになりそうです。私的には「秋物はすっと飛ぶ。売ることのできる期間は極めて短い。秋物の品揃え、商品投入は軽いタッチで、深入りは危険」と思っています。今年の8月中旬から9月下旬の間、どうやって売上をつくるか、苦しむ店が多いような気がしています。この異常気象とも言えるような気候異変に、各社、どんな対応をとってくるか、とても、興味があります。