商品部動向:「バイヤーの平均年齢は何歳?」

小型量販衣料品店チェーンのメイン顧客ターゲット

小型量販衣料品店チェーン、ディリーファッションストアが考えている「メイン顧客ターゲット設定」についてそのホームページを見て調べてみました。

ファッションセンターしまむらが考えている「メイン顧客ターゲット」は、

25歳~50歳までの家庭の主婦が日常生活のたのに使用する衣料品・・・・・これがしまむらの扱う商品のターゲットです。(しまむらホームページより抜粋)

013■ファッションセンターしまむらのショーウインドーのディスプレイ を見ると、「25歳から30歳の女性、主婦」に焦点を当てた陳列・演出をしているように感じます。実際、品揃えの「顔」も、かなり若く、ヤングからヤングミセス、「30歳前後の顔」にしていると思われます。中高年の女性から見れば、「私たちは対象外?」と思われるかもしれないほど、かなり「若い」打ち出しです。また、最先端のファッショントレンドも意識して陳列・演出で打ち出し、品揃えも強化されています。

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■パシオスのショーウインドーを見ても、しまむらと同様、「かなり若い」打ち出しをしています。ファッショントレンド、今、旬の商品を陳列・演出しているのが分かります。顧客ターゲットは、ティーンズ、ヤング、ヤングミセス、ミセス、エルダーと幅広く設定してはいますが、陳列・演出で強く意識している対象は、やはり、ヤングでしょう。

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■ファッション市場サンキのターゲット幅は、しまむらや、パシオスに比べれば、はるかに幅広く、とくに、中高年男女、シニア、エルダー層の吸収力は最も強いと思われます。しかし、そのサンキでも、メインディスプレイステージの陳列・演出の打ち出しはこのように「とても若い」打ち出しです。このように、ファッションセンターしまむら、パシオス、サンキ、ともに、「見た目」だけでなく、その品揃えも、ヤングに強く焦点を当てた品揃えです。3社ともに、25歳から30歳を対象とした「品揃え」、「陳列・演出」、「顔づくり」をやっていると言えます。

■25歳~30歳、ヤングからヤングミセスを強く意識した品揃えが適確に出来るかどうかはバイヤー(商品仕入担当者)の「感性」、「皮膚感覚」で決まる。

25歳から30歳、ヤング~ヤングミセスのライフスタイルと、彼女らが「求ているもの」、要望に、ジャストミートできる品揃え、アイテム揃え、陳列・演出、これができているかどうかで店の盛衰が決まると言ってもいい時代です。そして、それをやりとげるのがバイヤー(商品仕入担当者)の仕事、役目です。

ここで、多少、「気になること」があります。とくに、食品スーパーチェーンの直営衣料部門のバイヤーに見られることですが、その平均年齢の高いことです。かなり多くの店が40歳以上のバイヤーで占められています。40歳以上だから、「ヤングマインド、ヤングコンシャス、ファッションコンシャスに欠けている。感じることも、理解もできない」とは言いません。しかし、今の、25歳から30歳の女性の感性・感覚にジャストミートできる品揃えが、どこまで構築できるか、そこは大いに疑問のあるところです。

商品部のバイヤーだけでなく、その店を構成する全社員平均年齢を「若く」保つ、維持することが大事なのではないかと考えます。それがないと、今の、25歳から30歳、ヤングからヤングミセスのライフスタイル、要望にジャストミートした品揃えはできないのではないかと思います。次代を背負う「若い社員」が全然いない、または、いても、ほんの少数だけ、そういう店の将来は、あまり明るいものではないでしょう。

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■表は、有力衣料品店チェーンと、GMS、それに「元気印」の食品スーパーなどの「社員平均年齢」を調べたものです。短絡的な結論を出すつもりは全くありませんが、「やはり、若い企業が元気がいい、伸びている」と思うのですが、この見方は間違っているでしょうか・・・・・。「社員平均年齢の若い企業しか生きていけない」とまでは言いませんが、生き残りの必要条件ではあると言えるように思うのです。

「バイヤーの平均年齢は何歳?」  完

  

        

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