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世界の大手アパレル小売企業 TOP-7

世界の大手アパレル小売企業・TOP-7

全米小売業協会(NRF: National Retail Federation)が発表した「TOP 250 GLOBAL RETAILERS 2013」のなかから、主要業種・業態(Dominant Format)が「Apparel」小売企業のデータをピックアップし、「世界大手アパレル小売企業・トップ 7」としてまとめたものが(表-1)です。

005世界アパレル小売企業TOP 7(2013年)は以下の通り。

第1位-The TJX

第2位-Inditex S.A

第3位-H&M

第4位-The Gap Inc.

第5位-Fast Retailing C.o.Inc.

第6位-L Brands Inc.

第7位-Ross stores Inc.

「世界の大手アパレル小売企業TOP 7」に、日本の「ファーストリテイリング」が、堂々、第5位に入っています(TOP 250 GLOBAL RETAILERS 2013では76位)。また、「株式会社しまむらグループ(ファッションセンターしまむら等)も、「TOP 250 GLOBAL RETAILERS 2013」の180位にランクされています。日本のアパレル小売企業も世界的に知られるようになってきたようで、今後の、さらなる活躍、発展を期待したいものです

018(表-2)は、(表-1)にあるアパレル小売企業各社の展開ブランド等をまとめたものです(各社のホームページをもとに作成)。これらブランドのなかには、すでに、日本進出しているものが、かなりの数あります。

オフプライスストア・ディスカウント衣料小売店の「THE TJX」、「Ross stoers」は、日本進出していません。日本には、オフプライスストアではありませんが、「低価格・リーゾナブル価格・良品質、最新ファッショントレンド」を商品戦略、品揃え戦略とする強力な衣料量販小売店チェーン「ファッションセンターしまむら(しまむらグループ)」があります。もし、前記2社が日本進出するとしたら(それは、まず無いと思いますが)、「しまむら」を徹底的に調査分析し、「しまむらには勝てる」という判断をした場合に、日本に店を出すことはあるかもしれません。しかし、世界最大の小売企業・「ウォルマート」が、すでに日本進出(「西友」を買収)していますが、現段階で見る限り、日本の小売企業が「かなり痛めつけられている。全くかなわない」という状況でもなさそうです。「THE TJX」も、「Ross storea」も、そのへんのところは、しっかり見ているものと思いますが・・・・・・。

注:(表-1)、(表-2)の数表の文字が小さいので、よく読み取れないと思います。PC画面で、表にさわると(手)マークが出ますので、拡大して見てください。

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ファッションセンターしまむら-商品部門別売上高&粗利益率の推移

ファッションセンターしまむらの商品部門別売上高及び売上構成比の推移を見る

004(図-1)は、ファッションセンターしまむらの、2006年2月期から2015年2月期における商品部門別売上高の推移グラフです。これを見ると以下のことが言えます。

①ファッションセンターしまむら(単体)は、多店舗出店をしており、その年間出店数は20店舗を超える出店数です。

2006年2月期から2015年第3四半期間の年度別出店数は、以下の通り。

2005年-48店舗、2006年-56店舗、2007年-58店舗、2008年-48店舗、2009年-39店舗、2010年-39店舗、2011年-42店舗、2012年-39店舗、2013年-26店舗、2014年-24店舗、2015年-24店舗(第三3四半期まで

毎年、以上のような多店舗出店をしていますので、「店舗数増→売場面積増→売上高増」という図式が出来上がっています(年度別、閉店数は極めて少ないので、この図式が続いています)。従って、毎年、商品部門別売上高が増えるのは当然と言うか、当たり前と言えます。とはいっても、多くの既存店の売上高が「前年割れ」したりすれば、商品部門別売上高も足を引っ張られ「伸びが小さく」なります。しかし、ファッションセンターしまむらは、主力核部門である「婦人衣料」と「肌着」の売上高は「伸ばし続けて」います。ここが「しまむらの強さ」ではないかと思います。

008(図-2)は、ファッションセンターしまむらの「商品部門別売上高構成比」の推移グラフです。これを見ると次のことが言えます。

①婦人衣料部門と肌着部門の2部門で、商品売上高合計の約55%~57%を占めています。この2部門が「しまむらの強さ」を支えていると思います。総合量販衣料品店は、「婦人衣料の強い店が勝つ」と言われますが、それに、「肌着・靴下等の実用衣料の強さ」が加われば、総合量販衣料品店としては、一段と強さが増します。さらに、ファッションセンターしまむらには、この2主力核部門と、3本目の柱として「寝装具+インテリア」部門があります。「しまむらの強さ」はこの3部門の力の組み合わせにあるのではないでしょうか。

011(図-3)は、ファッションセンターしまむらの、商品部門別粗利益率の推移グラフです。これを見ると次のことが言えます。

①「肌着部門の粗利益率の高さと売上高構成比の高さ」が、商品合計粗利益率を押し上げているのが分かります。

②各商品部門別粗利益率が、2011年以降、「ゆるやかに下降」しています。とくに、2015年2月期の「粗利益率の落ち込み」は、ちょっと気になります。(ただし、靴、寝装具を除く)。円安によって「仕入れコストアップ」していることも考えられます。この、「円安による仕入コストアップ」をどのようにして吸収していくかが、一つの重要な経営課題になってくるかもしれません。

015(表-1)、(表-2)は、しまむらグループの、各期・決算概要かをもとに作成したものです。前述、(図-1、2、3)の各グラフは、このデータをもとに作成しています。

019

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