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大手食品スーパー・オーケー株式会社の業績推移を見る

有力大手食品スーパー・オーケー株式会社の実力

大手食品スーパー・オーケー株式会社(以下、オーケーと略)は、「高品質・エブリディロープライス」を経営方針とし、徹底したローコストオペレーションを進めている競争力、価格訴求力ともに強力な食品スーパーマーケットチェーンです。

017(表-1)は、大手食品スーパー8社の売上高、各種利益率等の比較表です。これを見ると、次のことが分かります。

①オーケーの売上総利益率は21.1%とトライアルカンパニー(販管費率15.3%)を除く、他の大手食品スーパー6社と比べ約5~7ポイントも低い数字です。オーケーの強力な価格競争力が見て取れます。

②オーケーは、販管費率でも16.6%と、トライアルの販管費率15.5%には劣りますが、他の大手食品スーパー6社と比べると、最大で約13ポイントも低く、ローコストオペレーションが徹底して進めていることが分かります。

③オーケーの経常利益率5.3%は大手食品スーパー8社比較では、断然トップ、2位のヤオコーの経常利益率4.5%より0.8ポイントも高い数字です。当期純利益率も3.0%と、経常利益率同様、トップの数字です。オーケーの経営方針・「高品質・エブリディロープライス」、それに、「ローコストオペレーションと高利益率構造」が、ハッキリ数字に表れているように思います。

004(図-2)は、オーケーの売上高及び売上総利益率の推移グラフです。これを見ると、以下のことが言えます。

①売上高は、2006年3月期・約1255億円が、2015年3月期には約2820億円と、この10年間で、約2.2倍に。

②売上総利益率は2009年3月期の19.71%以降、年々、上昇が続き、2015年3月期には21.15%に。今後も上昇が続きそうな気配が見えますが、オーケーとしては、この売上総利益率のこれ以上の上昇はなんとか止めたいものと考えているかもしれません。

008(図-2)は、オーケーの売上総利益率と販管費率の比較推移グラフです。

売上総利益率>販管費率がハッキリ見て取れます。価格競争力と高い利益率を支えるローコストオペレーション、コストコントロールを徹底的に推し進める「オーケーの強さ」を感じます。

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(図-3)は、オーケーの経常利益率、当期純利益率、当期純利益額の推移グラフです。

①経常利益率は、2012年3月期の6.08%をピークに、それ以降、減少が続いており、2015年3月期は5.27%となっています。しかし、減少しているとはいえ、先にあげた大手食品スーパー8社のなかではトップの高い数字です。

②当期純利益率は2013年3月期の3.63%をピークに、それ以降、経常利益率と同様、減少が続いていますが、この数字も大手食品スーパー8社比較ではトップの数字です。

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