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「繊維製品・主要国別 輸入の推移」を見る

「繊維製品 年度別・輸入金額合計」の推移

001(図-1)は、日本繊維輸入組合(JTIA)が発表している統計-「繊維製品・主要国別 輸入の推移」をもとに作成した、2005年から2014年間における「繊維製品 年度別・輸入金額合計の推移」グラフです。これを見ると、以下のことが分かります。

①「繊維製品の年度別・輸入金額合計の推移」を見ると、2005年から2012年の間は、下限・約2兆9000億円~上限・3兆5000億円の間で推移している。

②しかし、2013年には、約4兆円を突破、2014年も、約4兆950億円と増加、緩やではあるが拡大傾向が見られる。

CHINA(中国)からの繊維製品・輸入金額と構成比の推移

004(図-2)は、前述した統計-「繊維製品・主要国別 輸入の推移」をもとに作成した、「CHINA(以下、中国と略)からの「年度別繊維製品の輸入金額、及び、繊維製品輸入金額合計に占める割合(構成比)の推移」をグラフ化したものです。これを見ると次のことが分かります。

③中国からの年度別・繊維製品の輸入金額は、2007年~2012年の間は「減少~横ばい」の状態。しかし、2013年以降には「増加・拡大」している。

④一方、繊維製品輸入金額合計に占める「中国からの繊維製品輸入金額の構成比の推移」を見ると、2009年の約79.5%をピークに、それ以降、減り続け、2014年には約68.2%にまで落ち込んでいる。傾向値グラフを見ると「これから先も減少が続く」のではないかと思われます。その理由は、いろいろ言われていますが、なかでも、「中国における人件費の高騰」と「円安」、それにともなう、日本企業の「繊維製品の生産基地の再構築」等が大きいのではないかと考えられます。

「繊維製品-主要国別・輸入構成比」の推移

006_2(図-3)は、「繊維製品-主要国別・輸入構成比の推移」をグラフ化したものです。これを見ると次のことが分かります。

⑤日本の年度別・繊維製品の輸入金額合計に占める「中国からの輸入金額と構成比」は、依然として圧倒的に大きく、かつ、高い。しかし、その構成比は、先述のとおり、2009年をピークに、それ以降、年々、落ち込み続けおり、減少傾向に歯止めがみられない。

⑥一方、「まだまだ、中国に比べれば、輸入金額も少なく、その構成比も低いけれど、輸入が増加・拡大し続けている国」が、いつくつかある。なかでも目立つのは、ベトナムとインドネシア、この2国です。この背景には、「中国における人件費高騰」「円安」「いろいろと言われているチャイナリスク」、そしてそれにとまなう「日本繊維関連企業の生産基地の再構築・再編」等があるのではないかと考えられるということは前述しましたが、今後も、この傾向、すなわち、「中国以外の、東南アジアの国々からの繊維製品・輸入金額の増加、その構成比の拡大」は続くものと考えられます。

015(表-1)は、2005年~2014年間における「繊維製品-主要国別・輸入構成比の推移」をまとめたものです。(「日本繊維輸入組合(JTIA)」が発表している統計-「繊維製品・主要国別 輸入の推移」をもとに作成)

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