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ファッションセンターしまむら&西松屋チェーンの既存店月別売上高前年比を見る

ファッションセンターしまむら&西松屋チェーンの既存店・月別売上高前年比の推移を見る

ファッションセンターしまむらの店舗数は2015年2月末時点で1321店舗、西松屋チェーンの店舗数は2015年2月末時点で874店舗。両社の総店舗数に占める「既存店比率」は極めて高く、既存店の売上伸び率(前年比)如何で業績は大きく変わってきます。既存店の売上伸び率の「前年割れ」が続けば業績の悪化をもたらし、大きな経営リスクとなり、否応なく、取り組まねばならない「改善すべき重要経営課題」となってきます。そこで、優良小売企業と評価の高い「ファッションセンターしまむら」と「西松屋チェーン」の、平成27年2月期における「既存店・月別売上高前年比」動向を調べ、それを以下にまとめ・メモ。

004(表-1)は、ファッションセンターしまむらの「2014年度月次売上速報」と、西松屋チェーンの「平成27年2月期前年比速報(2月度)」をもとに作成した両社の「既存店・月別売上高前年比」の推移をグラフ化したものです。これを見ると以下のことが分かります。

ファッションセンターしまむらの2014年2月期の既存店売上前年比通期累計は100.0%、西松屋チェーンの平成27年2月期の既存店売上前年比の通期累計は98.6%。ともに「前年割れ」の数字で、決して良くはありませんが、かなり善戦している数字ではないかと思います。

ファッションセンターしまむらは、2014年3月~2015年2月、この12カ月間で、「既存店・月別売上高」が前年比100%超の月数は6、一方、西松屋チェーンは5。とくに、既存店・月別売上前年比の高い月は、両社ともに4月と9月。また、前年同月も両者ともに4月と9月は「既存店・月別売上高は「前年比・二桁超の高い数字」(表-2参照)です。大雑把な言い方ですが、「春物と、夏物晩期~初秋もの~秋物」の商品経営は、かなりうまく仕上がったことが分かります。

両者の既存店・月別売上高の「前年割れ」が大きい数字の月は、ファッションセンターしまむらが2014年7月度で前年比94.5%、西松屋チェーンは2014年11月度の前年比90.6%。(表-1)のグラフを見ると、両社ともに「初夏もの~盛夏もの」では大苦戦したことが見て取れます。

005(表-2)は、ファッションセンターしまむらと、西松屋チェーンの、平成27年2月期と平成26年2月期における「既存店・月別売上前年比の推移」をまとめたものです。両社の「既存店・月別売上前年比」の推移を見ていくと、既存店の売上を伸ばし続ける(前年超を維持すること)ことは決して容易ではなさそうです。「既存店・売上高”前年割れ”が続くと、経営リスク・不安が高まる」と言われています。両社が「既存店の売上前年割れ」をなんとかしてくいとめようと必死の努力をしている様が見えるような気がします。

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