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急速成長で注目のSPA型小売企業-「株式会社クロスカンパニーの概要」

急速成長路線を驀進する株式会社クロスカンパニー

株式会社クロスカンパニーは、アパレル衣料品(レディス・メンズ・キッズ・カジュアルウェア)の企画・製造・卸・小売販売、そして、カフェショップの運営も手掛けるSPA型小売企業。その急速成長が注目されていますが、さらに、2012年12月、120億円を投資して株式会社キャンを買収したこと、また、2016年に東京証券取引所へ上場予定発表等でも話題のSPA型小売企業。株式会社クロスカンパニーのホームページ、業界情報(業界紙・業界誌等)などから分かったその概要をMemoしておきます。

008(図-1) は、株式会社クロスカンパニー(以下、クロスカンパニーと略)の、売上高の推移と、経常利益率の推移をグラフ化したものです。これを見ると次のことが言えます。

クロスカンパニーの売上高は2002年は23億円でしたが、2012年には639億円となり、この11年間で、約28倍にもなっています。さらに、2013年の売上見込みは約757億円、2014年の目標は1140億円としているとのことです。この目標が達成されれば、2013年の売上高は2002年の約33倍、2014年の売上高は、なんと、約49.5倍です。この急速成長ぶりが注目されるのは「当然と言えば当然」のことであるかもしれません。

2013年の店舗数見込みは約600店舗と言われていますが、急速多店舗出店→売上高急速拡大というレールの上を驀進しているようです。しかし、経常利益率の推移が、ちょっと気になります。経常利益率は2007年には約10.2%でしたが、2009年には約6.0%と3年間で約4.2ポイントの低下。さらに、2010年に経常利益率を約10.2%まで戻していますが、4年後の2013年の経常利益率は約4.0%と、この4年間で約6.2ポイントも落としています。杞憂に終わるかもしれませんが、この「経常利益率の低下傾向と不安定さ」が多少、気にならないでもありません。

005(表-1) は、クロスカンパニーの、売上高及び経常利益高・経常利益率の推移と、クロスカンパニーの企業概要を簡単にメモしたものです。

展開しているブランドは多数ありますが、(表-1)にいくつか書いてあります。主力とするブランドは、直営店174店舗超の「earth music&ecology」と、直営店142店舗超の「Green Parks」のようです。(ここで、店舗数を○○超と書いているのは、クロスカンパニーが急速出店していますので、ある時点の店舗数を言っています)

 

これから先も、株式会社クロスカンパニーの動向を追い続けていこうと考えています。2016年に東京証券取引所に上場すれば、決算短信、有価証券報告書、決算説明参考資料等で詳しい企業データが発表されるはずです。その時には、株式会社クロスカンパニーの、もっと、突っ込んだ企業分析・研究ができると期待しています。株式会社クロスカンパニーは、株式会社ファーストリテイリンググループのユニクロ(国内)、ジーユーや、ファッションセンターしまむら、株式会社ポイント、株式会社良品計画等、「勝ち組」といわれるSPA型小売企業と肩を並べる優良小売企業になる可能性大と、思っているからです。

 

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