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(株)しまむらの「平成26年2月期・第3四半期 決算(連結)」を見る

■ファッションセンターしまむらの「2013年度月次別売上高前年比の推移」 

(図-1)は、ファッションセンターしまむらの「2013年度月次別売上速報」の数字をもとに、①月次別既存店売上高前年比、②月次別全店売上高前年比、③月次別客数前年比等の推移をグラフ化ものです。

018_2(図-1) を見ると、以下のことが分かります。

●既存店月次別売上高前年比は、2013年7月以降、100%超は9月度の(102.2%)一カ月だけ、あとの、7月、8月、10月、11月、12月の5ヶ月は「前年割れ」。

●また、客数月次別前年比も、既存店月次別売上高前年比の推移と同じ流れで、7月度以降、前年超の月は9月度(100.3%)だけで、あとの月は全て「前年割れ」しています。これは、2013年10月~12月の3ヶ月に8店舗の出店があった上での「前年割れ」ですから、ちょっと「先行き不安」が感じられないでもありません。来年おこなわれる消費税アップも頭に入れながら、ファッションセンターしまむらは、どのような対策を打ってくるのか、大いに興味のあるところです。(注:しまむらの1ヶ月は、当月の21日~次月の20日)

■(株)しまむらの「平成26年2月期・第3四半期 連結決算」を見る 

022(表-1) は、しまむらの「平成26年2月期・第3四半期 連結決算」と 「平成25年2月期・第3四半期 連結決算」を比較したものです。これを見ると次のことが言えます。

売上高は、出店23店舗による店舗増で、前年比102.9%の前年超の数字になってはいますが、

売上原価率が、前年より0.3ポイントアップ(66.9%→67.2%)

売上総利益率は、前年より0.3ポイントダウン(33.1%→32.8%)

営業総利益率も、前年より0.4ポイントダウン。

この3つ、①~③の数字が、いずれも前年よりダウンしているのは、決算短信から読み取ると、「円安」、「中国での人件費高騰」、「原材料高」によるものと考えられます。この傾向は、これから先も続きそうな気配ですが、しまむらがどんな対策をとってくるか、大いに注目しています。

販管費率は、前年より0.6ポイントアップ。

一方、経常利益率は、前年より0.9ポイントダウン。

第3四半期・純利益率も、前年より0.3ポイントダウン。

「しまむらの平成26年2月期・第3四半期 連結決算」実績をみると、前年比では「それほど大きな落ち込みはしていない」ように見えます。しかし、連結売上高・3760億円という数字をもとに考えると、たとえ、0.3ポイントダウンといえども、決して楽観視できる数字でないことは言うまでもありません。

ちなみに、平成25年2月期・第3四半期(H25/11)と平成26年2月期・第3四半期(H26/11)を比較すると、経常利益高が約21億4000万円減、四半期純利益高で約4億1100万円の減、という数字です。これは決して「小さな数字」ではありません。「実力と底力」のある「しまむらグループ」ですから、総力をあげて、このマイナスをカバーするものと思われますが、残りの四半期(第4四半期)で、平成26年2月期の連結決算を、どんな数字に仕上げてくるか、とても興味のあるところです。

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