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新店舗情報:サンキ・モラージュ菖蒲店 08/11月28日開店

■ファッション市場サンキ・モラージュ菖蒲SC店 11月28日開店

2008年11月28日、サンキ菖蒲店が出店した「モラージュ菖蒲SC」は、双日株式会社と双日商業開発株式会社が開発した大規模複合型商業施設です。

019所在地-埼玉県南埼玉郡菖蒲町大字菖蒲伊勢浦3564番地他、敷地面積143000㎡≒43300坪、商業施設面積90000㎡≒27230坪、駐車台数4500台、商圏設定・半径10~15km、人口約100万人(双日ニュースリリースより抜粋)

主要テナントは、1階では、食品スーパー・ヨークマートフードセントラル モラージュ菖蒲店(2076㎡≒630坪、初年度売上目標23億円)、ホームプラザナフコ。2階に、ヒマラヤスポーツ、総合衣料品店サンキ3階は、書店アカデミア・熊沢書店、映画館109シネマ。

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■サンキ菖蒲店の場所は2階右奥

サンキ菖蒲店はモラージュ菖蒲SC・2階右奥。2階は、ファッションストリートのテーマでファミリーファッション&インテリアのフロアとされていますが、コンコースが長く、1階にある食品SM・ヨークマートからサンキに到達するにはかなりの距離を歩かねばなりません。集客のある土・日曜日はともかく、平日はここまで歩いて来てくれるか、ちょっと気になるところです。また、モラージュ菖蒲SCの立地からみて、このSCは、サンデーストアタイプ、いわゆる、「顧客、土・日集中型SC」になるものと思われます。したがって、ディリーファッションストアであるサンキ菖蒲店は、平日、月曜日~金曜日の集客がどこまでできるかがかなり重要なカギになるような気がします。強力な集客力を持っている実力派サンキのことですから、そのへんのことは読み込み済みとは思いますが、これから先、6ヵ月後、1年後、どんな状況になっているか大いに関心のあるところです。

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モラージュ菖蒲SC2階・右奥にあるサンキ菖蒲店。撮影したのは開店3日目の日曜日。まだ、「新規開店のにぎわい」があります。デベロッパーの双日株式会社は、このモラージュ菖蒲SCの商圏を、半径10~15km、人口100万人と想定していますが、車客のナンバーを見ますと、確かに、日曜日は広域から集客していることが分かります。しかし、先にも言いましたが、問題は、開店の賑わいが一段落した後の、「平日、月曜日から金曜日」の集客がどうかでしょう。おそらく、サンキも平日の集客対策が大きな課題になることが考えられます。ちなみに、1階に出た食品スーパー・ヨークマートフードセントラル モラージュ菖蒲店は、その商圏人口を、①平日-約2.1万人(7300世帯)、②週末-約9万人(2.8万世帯)としていますが、ディリーファッションストアのサンキ・モラージュ菖蒲店も、このヨークマートが考えている商圏人口、平日-約7300世帯で、どのくらいの初年度売上高を確保できるかが最初の勝負どころとなるでしょう。ところで、ちょっと厳しい見方ですが、このSCの開店時にいたテナントが1年後も1店も「歯抜け」せず、そのまま100%同じかどうかも、気になるところです。そこも、今後、注意深くみつめていこうと思います。

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■サンキ・モラージュ菖蒲店はサンキ標準店舗タイプで、かつ、ローコスト設備投資店舗。照明は「目が痛くなるくらい、とても明るく」するのがサンキの店づくりの一つの特徴ですが、この店も「2階にある他の店より、一際、明るい店」にしています。しかし、売場内装設備、陳列什器、壁面装飾と陳列の仕掛けなどには「お金」をかけていません。床、壁、天井、照明、おそらく、このSC内のテナントでは最もローコストな店づくりをしているのではないでしょうか。この「サンキの割り切り」には、大いに学ぶべき点があります。「お金をたっぷりかけた、とても綺麗な店が良く売れるとは限らない」からです。

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サンキ・モラージュ菖蒲SC店は、サンキが最も手慣れた規模の店、売場坪数450坪~500坪タイプですが、「横長L字形で、奥行きが浅く、使い勝手の悪い形」をしています。おそらく、売場レイアウト、主通路設定など、売場づくりではかなり苦労したものと思われます。しかし、100店舗を超える店舗数、出店経験豊富なサンキですから、そのへんの処理は「上手」にやっています。モラージュ菖蒲SCのテナントでフルライン総合衣料品店・ディリーファッションストアはサンキ1社だけで、これといった競争相手もいず、加えて、「どこよりも安く売る力」を持っているサンキですから、サンキ菖蒲店の投資採算、利益計画にも自信を持って立ち向かっていることでしょう。他の専門店テナントをびっくりさせるような売上数字をあげ、サンキの集客力の凄さを見せつけてくれることを期待しています。

「サンキ・モラージュ菖蒲店 11月28日開店」  完

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新店舗情報:ファッションセンターしまむら南大泉店 11月13日開店

■ファッションセンターしまむら南大泉店(11月13日開店)は東京都出店20号店

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2008年11月13日に開店した「ファッションセンターしまむら南大泉店」(東京都練馬区南大泉5-21-6、売場坪数約300坪)は、しまむらの東京都における最新店舗です。2008年11月27日現在、東京都におけるしまむらの店舗数は、この大泉店をいれて20店舗となりました。しまむらは、東京都と神奈川県には積極的に出店する政策を掲げていますが、その出店速度は意外に遅く、この南大泉店でやっと20店舗目というところです。しまむらの出店条件にピタッと合う物件がなかなか見つからないのかもしれません。しまむらの出店原則の一つ、「家賃・地代は売上比5%以下」の物件探しはそう簡単ではないことが考えられます。

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■しまむら南大泉店から半径約500mのところに食品スーパーチェーン「コモディイイダ大泉店2階の衣料部門」があります。これはそのコモディイイダ大泉店のセールチラシの衣料品部分を抜粋したものです。出店してきた「しまむら南大泉店」迎撃策の一つでしょうか、90円の超低価格目玉品も掲載しています。今後、食品スーパー「コモデイイイダ」の直営衣料部門は、しまむらとの厳しい戦いを余儀なくされるわけですが、その先行きは相当厳しいことを覚悟しなければならないかもしれません。衣料部門の存続を賭けた「必死の戦い」が展開されるものと思われます。

006 ■しまむら南大泉店の外観。外装は最新型店舗のデザインですが、敷地面積が十分に確保できなかったためでしょうか、売場坪数は約300坪と小ぶり。ファッションセンターしまむらの最近の標準店舗規模は約360坪~390坪ですが、それより60坪から90坪も小さい規模の南大泉店を敢えて出店したのは「ここが余程の好立地」と考えたからでしょう。①人口密集地、②周辺に強力な競争相手がいない、③高い売上シェアが獲れる、④短期間で収益店舗にできる見込みがある、南大泉店の出店にはそういう背景があってのことかもしれません。この場所に目を付け、南大泉店を出店した「しまむらの出店開発眼と開発力」には脅威を感じます。

■①売場面積16480㎡(≒4985坪)、②年間売上高規模約88億9200万円、③期末店舗数18店舗、④年間坪当売上高約178万円、⑤マーケット売上シェア1.0%

これは、東京都におけるファッションセンターしまむらの2008年2月期の概況です。ファッションセンターしまむらの東京都23区内における現時点の店舗数は、高田馬場店(新宿区)、井荻(杉並区)、土支田店南大泉店(練馬区)、谷在家店足立入谷店(足立区)、ホームズ葛西店・サニーモール西葛西店(江戸川区)、まだわずか、この8店舗にしかすぎません。東京都23区内への積極的出店を考えてはいても、なかなかいい物件があがらず、思うように進展していないというのが実状と言えるでしょうか。とはいえ、強力な出店開発力を持っている「しまむら」のことですから、数年後には、東京都23区内に、いまの数倍の店舗数を展開しているかもしれません。しまむらにとって、東京都マーケットにおける売上シェアが1%というのは、なんとしても我慢できない数字でしょうから・・・・・・。

「ファッションセンターしまむら南大泉店」 11月13日開店  完

 

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業界動向:しまむら 08/11月既存店売上高前年比98.2%、前年比100%にもう一歩

ファッションセンターしまむら11月既存店売上高前年比98.2%

ファッションセンターしまむらの2008年11月既存店売上高前年比(伸率)は98.2%と「前年割れ」でした。既存店月別売上高の「前年割れ」は、8月-93.2%、9月-98.7%、10月-99.1%、11月-98.2%と、ここ4ヶ月続いています。しかし、「低価格訴求強化政策」をとった9月以降の数字は、もう一歩で前年比100%というところまできています。しまむらが「前年割れ」回避に必死に取り組んでいる様が見て取れます。11月のチラシセール本数は、前年の11月・4本に対し、今年の11月は7本と、3本も増やしていますが、それも効き目があったものと思われます。しかし、しまむらは既存店の店数が約1070店舗(12ヶ月以上稼動の店)もありますから、既存店月別売上高前年比「前年割れ」をなんとか無くそうと必死になって取り組んでも、ことはそう簡単にはいきません。そういう背景があっての11月既存店売上高前年比98.2%ですが、相当の善戦と言ってもいいのではないかと思います。(もちろん、前年100%以上がいいには決まっていますが・・・・・・・)

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■11月のセールチラシ本数は7本

2008年11月のセールチラシ本数は7本ですが、前年同月は4本ですから、今年は3本も増やしています。セールチラシを強化し、「前年割れ」回避に必死に取り組んでいる姿が見えます。発表どおりの「低価格訴求政策」を強力に進めていることも分かります。これは、既存店月別売上高「前年割れ」が無くなるまで継続されるものと考えられます。(ファッションセンターしまむらの1ヶ月は「20日〆」-11月は10月21日~11月20日)。ファッションセンターしまむらと競争関係にある同業他社は、否応無く、「低価格競争に巻き込まれる」ものと考えられます。

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■10月、11月のセールチラシは、「しまむらグループ1500店舗記念」をメインタイトルとした強烈な「低価格訴求型チラシ」

9月以降、かなり強烈な低価格訴求型チラシセールを展開していますが、その効き目が出てきているように思われます。ディリーファッションストア各社も、この「しまむらの、ひときわ目立つ強力な低価格訴求」を後追いしているようです。それを無視していると、しまむらに客を奪われてしまうことがはっきりしているからです。パシオス、サミットコルモ、あかのれん等の最近のセールチラシを見れば、このことがよく分かります。例えば、しまむらが打ち出している超低価格目玉、50円、90円、150円などの売価を、しまむらに負けじと打ち出しています。この傾向は当分の間、続くものと思われます。それは決して楽な戦いではないでしょうが、「逃げたら負け」で、しまむらの独走を許すことになります。「しまむらの一人勝ち」になるわけです。

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■低価格競争にまだまだ余力を持っている「しまむら」との競争は、同業他社に「激しい企業体力の消耗」と、「力尽きたところが負けという冷酷な競争の掟」を、否応無く、強いることになるでしょう。しかし、全力を尽くし、知恵を搾り出して、この戦いを乗り越えていかねば、明日は無いかもしれません。ちょっと、脅迫的な言い方になってしまいますが、それくらい厳しい競争、妥協の無い戦いが展開されると考えておいた方がよさそうです。ディリーファッションストア最大・最強の企業が必死になって押し進める競争なわけですから、二番手以下の同業他社は、それを避けて通ることはとてもできないということです。世界的規模の金融危機、大不況到来の気配、そういった背景があるなかでの競争でもあるわけですから、一時も、気を緩めることはできません。「生か、死か」といえば言い過ぎかもしれませんが、そんな厳しい時代に突入したと言ってもいいのではないかと思います。「なんとかなるだろう」というあまい考えは捨てねばなりません。それを決して忘れないことです。

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■ディリーファッションストア・ビッグ3のひとつ、「パシオス」も、強力な低価格訴求型セールを展開。

①ファッションセンターしまむら、②ファッション市場サンキ、③パシオス、④あかのれん、⑤サミットコルモ、少なくともこの5社のセールチラシを収集し、そこに掲載されている売価、商品などを徹底的に分析する必要があります。そして、その分析結果、得られた事柄を、自店のチラシ販促セールと、店の品揃えに反映させる必要があります。その「継続」が求められます。

「しまむら 11月既存店月別売上高前年比98.2%」  完

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経営課題:「品揃えアイテム数」考-②

■ファッションセンターしまむらの品揃えアイテム数

ファッションセンターしまむらは、単品マスター登録が約10万アイテム超、そして、常時、動いているアイテム数が約4万アイテム(37000~38000という話もある)という。また、そのうち約15000アイテムは変化の激しいファッション商品であると言われています。

「アイテムとは何かの定義」が必要ですが、ここでは、小売業界における一般的な定義である-「アイテムとは、これ以上分類することのできない単位である→SKU(ストックキーピングユニット)」としておきます。

■「客の目で見た品揃えの豊富さ」と「品揃えしているSKU数の計算結果から出たアイテム数を基に言う品揃えの豊富さ」は一致しない。

①デザイン、②カラー、③サイズ、④売価、⑤素材、⑥メーカー、ブランド、仕入先、この①~⑥が一つでも異なれば、それは別のアイテムとし、それで「品揃えアイテム数」を計算する。このアイテム数計算自体は全く正しいのですが、しかし、その結果得られた品揃えアイテム数が多かったとしても、即、「客の目から見て豊富な品揃え」だと判断されるかどうかは分かりません。とりわけ、衣料品アウターウェアにおいては、店が計算した品揃えアイテム数の多さを基に言う品揃えの豊富さと、「客の見た目の品揃えアイテム数の豊富さ」には大きな差があります。

二つケース仮説品揃え(A)、(B)をもとに考えてみましょう。 (品揃え(A)、(B)、どちらの商品仕入担当者も、その商品選択眼、品揃え力、技術力は同じレベルとします)

品揃え(A)

①デザイン数は1型で、②展開カラー数は30色、③サイズは3サイズ、④売価は1900円、⑤素材は一つ、⑥メーカー数は1社、この条件で、商品を店に各サイズ2枚、1色6枚の品揃えしますと、店頭品揃え在庫総数は180枚(=1色6枚×30色)になります。この場合の品揃えアイテム数は90アイテム(30色×3サイズ)です。

もう一方、店頭品揃え在庫総数180枚は同じにして、これとは別のやり方で品揃えをした場合、「客の目でみた品揃えアイテム数、品揃えの豊富感」はどう違うかを考えてみましょう。

品揃え(B)

①デザイン数は6型、②展開カラー数は6色、③サイズは3サイズ、④売価は1900円、⑤素材は2素材、⑥メーカー数は1社、この条件で、商品を店に各サイズ各2、1色1枚の品揃えしますと、店頭在庫総数は同じ180枚ですが、品揃えアイテム数は108アイテム(6型×6色×3サイズ)になります。

品揃え(A)、(B)、どちらのやり方をとるかは、もちろん、その店の考え方によって違ってきますが、「多アイテム型品揃え」をとる店は(B)のやり方で品揃えを進めます。その方が、品揃え(B)のやり方より、はるかに品揃えアイテム数が多いからです。「客の見た目の品揃えアイテム数も多く、品揃えの豊富感も高い、そして、客の購買選択肢も幅広い」と考えてよいからです。

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これは、「多アイテム型品揃え」と「省アイテム型品揃え」、ふたつの品揃え計算事例をやってみた(表)です。いろいろの計算のやり方があるとは思いますが、どちらの型で品揃えを進めていくのか、その違いを理解するのに少しでもお役に立てば思い、恥ずかしながら掲載することにしました。じっくり比較検討すれば、ディリーファッションストアの品揃えはどう進めていくべきかが見えてくるのではないかと考えています。(これでは小さくて見えにくいでしょうが、クリックして拡大してから見てください

「品揃えアイテム数」考-②  ①、②で完結

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経営課題:「品揃えアイテム数」考-①

■「あらゆるお客の要求を全て満たせる品揃え」はできない。

商品品種別の品揃えアイテム数は、一体、いくつにしたらいいのだろうか。商品別、季節別、品揃えにあたって、これはいつも悩みのタネ、必ず問題になることです。お客の立場からいえば、「どの商品品種においても品数が豊富で、選択肢が沢山ある幅の広い品揃えがいい」ということになるでしょう。しかし、それは、小売店側から見れば、大きな負担とリスクを強いられるということに他なりません。なぜならば、お客の無限とも言える要求を満たす品揃えをしなければならないということになるからです。そういう品揃えができればそれにこしたことはありません。しかし、それは理想的品揃えとして追求すべきだとは言えても、現実的にはとても難しいことです。

あらゆるお客、店に来るすべてのお客の要求を満たす品揃えをするなどということは、所詮、不可能なことです。売場の広さにも限りがあり、持てる在庫にも、そしてなりよりも資金的にも限度というものがあります。また、経営的にも、「あらゆるお客の全ての要求に応えるために、たとえ、売れないものがあろうとも品揃えしておく、在庫を持つ」ことはとても許容できることではありません。「いつ売れるか、いくつ売れるかも分からないもの」を、「でも、いつか誰かが買うかもしれない。だからどんなに効率が悪くとも在庫を持つ、置いておく」などとはとても言えないからです。したがって、小売店は、「自分の狙ったお客(メインターゲット)の要求に、自分の店のできる範囲で、出来る限り幅広く応えられる品揃え」をしていくという道を進むしかありません。「その限定された範囲内で」という前提条件つきで、「豊富な品揃え」を目指すしかないわけです。

■「多アイテム型品揃え」と「省アイテム型品揃え」、どちらの考えも正しい。店のタイプ、店の生き方によって、どちらの道を選ぶべきかを熟慮し、決断すること。

衣料品の品種別品揃えを考えるにあたって、二つの考え方があります。一つは「多アイテム品揃え」、もう一つは「省アイテム型品揃え」という考え方です。

量販衣料品店業界においては長い間、そして、今も、GMSを筆頭に、多くの店が「省アイテム型品揃え」を考えています。業界用語では「絞り込み型品揃え」とも言われますが、「多アイテム型品揃え」をする店より、「省アイテム型品揃え」をとる店の数が多いということです。「死に筋カット」、「売れ筋に絞り込む」、「売上貢献度、利益貢献度の低いアイテムをできるだけ減らし、効率的な商品経営を目指す」というものです。GMSの多くは、この考え方を徹底的に追求し、ある時点までは、めざましい成果をあげてきました。しかし、何を目安(基準)に、「品揃えアイテム数を絞り込む」のか、また、「品揃えアイテム数が多い、少ない」と判断するのか、その判断基準はまったく不明瞭、曖昧模糊としており、なるほどと納得できるような理屈は見当たりません。

そのため、なんの明解な基準もないまま、ある時は、「とにかく品揃えアイテム数を絞り込め」という指示、また、ある時は、それとまったく逆の、「もっと品揃えアイテム数を増やせ」という指示が出されたりして、現場(売場)のあちこちで、とまどいと混乱を引き起こしたケースもありました。しかし、「多アイテム型品揃え」と「省アイテム型品揃え」、どちらの考え方で品揃えを進めていくのが正しいのか、そう簡単に白黒つけることはできません。どちらも「正しい考え方」であるからです。したがって、店のタイプ、業態などによって、どちらの考え方をとるのがベターなのかをそれぞれ判断し、方針を決め、品揃えを進めていくということになります。二つの型の基本的考え方をまとめてみます。

「省アイテム(絞込み型)品揃え」の基本的考え方

お客が欲しいと思わない商品をいくら揃えても、お客はそれで品揃えが豊富だとは見てくれない。それは、「ただ、ある」というだけであり無駄である。それらの商品は値下げロスを出すだけであり、早期にカット(処分し、切り捨てる)すべきである。売れるもの、売れ足の速いもの、売れ筋だけに絞り込み、それらの商品の販売チャンスロスが無いように、集中して投入する、店頭在庫を持つという、効率的な品揃えを徹底すべきである。

「多アイテム型品揃え」の基本的考え方

品揃えアイテム数を出来る限り絞り込み、その絞り込んだ少数のアイテムを集中販売するという考え方は極めてリスクが大きいものである。絞り込んだ商品の品揃えで、いつもうまく売り切れればいいが、当りハズレは必ずあるから、その時は「大量に売れ残った商品の山」ができる。その値下げロスは相当大きなものになる。そのリスクを避けられない。

衣料品では、多アイテム、1型少量投入型の品揃えをすべきである。そのほうが、お客の選択肢も幅広くなるし、それに、店側は、リスク分散もできる。衣料品には、季節サイクル、トレンド、流行というものがあるから、いつまでも長期間にわたって同じ商品を追加補充し売り続けていくことは、同時に、品揃えの目新しさ、面白さを失ってしまうことにつながる。お客が店に来ても、以前、店に来た時とあまり品揃えが変わっていないのでは、面白くもないし、楽しくもない、買う気も起きない。品揃えが変化しない、いつも(長期間)同じ、そういう品揃えはよくない。

さて、あなたの店は、「多アイテム型」、「省アイテム型」、どちらの道を選んで品揃えを進めることにしますか。ディリーファッションストアなら、迷わず、「多アイテム型」をおすすめします。

■ディリーファッションストアの品揃えは「多アイテム型」がベスト。

ディリーファッションストア大手の経営トップの一人が、ディリーファッションストアの品揃えについて語っていることがあります。そのいくつかをピックアップしますと、

ディリーファッションストアの品揃えは、小商圏多頻度を狙っているから、客が月に一回来る店と同じというわけにはいかない。店に、1、2週間に1回足を運んで、その都度、商品が変わっていなければならない。そうでないと、面白くもないし、楽しくもない。

不況期だからといって、売れない商品をどんどん削除していく店が多いけれど、そうするとますます面白みのない店になって、客が離れる。品揃えを多彩にし、売り切れたら新商品を次から次えと投入するほうが、いつも新鮮で魅力的な店になる。

衣料品は、売り切れたら次の新しい商品が入っているのがいい。ディリーファッションストアは小さい商圏で商売をしているのだから、その狭い商圏内で、同じ服を着ている人が沢山いるというのはあまりいいことではない。

不況になると、多くの店は販売効率を上げようと、売れない商品をカットして商品数を絞り込もうとする。われわれは、むしろ、商品の価格帯を広げ、今までは取り扱っていなかった商品を品揃えすることにした。いつの時代でも、面白いものがあれば買いたいと思うのが消費者の心理です。売れないので商品をカットするのでは、ますます売れなくなる。

流通の中にある無駄を省くことによるコストダウンや効率化は徹底的に行うが、商品の数を絞るということでそれを求めようとは考えていない。商品の幅を広げることで高まる売れ残りのリスクに対しては、価格の引き下げを他社より早く適切なタイミングで行うことで対応する。

われわれは、品揃えする商品の幅を広げる。だから、買う際に選択肢が多い。自分が買った後、同じ商品が値下げされているのを見るほどいやなことはないから、店頭に置く商品の1型当りの投入量を少なくする。それで品切れがあってもいいと思っている。

商品のワンロットを減らして回転を上げる。基本的にはリスクを分散しておく。同じ商品が沢山あれば、必ず当たり外れがあるに決まっているからです。

ディリーファッションストアの品揃えは、この、ディリーファッションストア大手・経営トップの考え方で進めるのがベストなのではないかと思います。はたして、他の人はどう考えるのか、とても、興味のあるところです。

「品揃えアイテム数」考-① 完  →②に続く

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業界動向:有力量販衣料品店チェーン6社の既存店月別売上高前年比伸率を見る

■「大不況&消費低迷の時代」には、否応無く「高品質+低価格」政策を強いられる

有力量販衣料品店チェーン6社の既存店月別売上高前年比伸び率の推移(2007年9月~2008年10月の期間)を見ていくと、「迫りくる不況の足音」と「吹きすさぶ消費低迷の嵐」を強く感じさせます。そして、この、大不況&消費低迷の時代を乗り切っていくには、否応無く、「高品質+低価格」政策を強いられることになるでしょう。

001 (表-1)は、ファッションセンターしまむら、ユニクロ、ポイント、ハニーズ、西松屋チェーン、ユナイテッドアローズ、6社の、2007年9月~2008年10月、14ヶ月間における「既存店月別売上高前年比伸び率の推移」をまとめたものです。黄色でマークしたところが「売上・前年割れの月」ですが、ユニクロを除き、各社、かなり黄色く塗られた月が多いことが分かると思います。衣料品売上不振がいわれていますが、これら、6社の有力量販衣料品店チェーンにも「不振の影」が色濃く見られます。世界的金融危機、迫りくる大不況、そして、吹き荒れる消費低迷の大嵐、これらの大波から逃れることはできないと覚悟する必要がありそうです。これから先、どう生きていくのか、どう対応していくのか、真剣な取り組みが求められます。

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図は(表-1)をグラフ化したものですが、2008年10月は6社ともに「売上前年割れ」です。グラフの傾向を見ていますと、10月以降、すなわち、11月、12月、1月、この年間で最も重要な3ヶ月も相当厳しい状況になることを指し示しているように思えます。今は、「そのうち良くなるよ。なんとかなるさ」というような楽観論をとる人はどこにも居ないとは思いますが、11月以降も、依然として「厳しい環境」が続くことは間違いないものと考えられます。「強靭な企業体力、そして、優れた知恵で勝負する時代」です。資金力、技術力、組織力、これらで構築された強靭な企業体力、これが、この厳しい時代には求められると言ってもいいかもしれません。

■ディリーファッションストア大手、ファッションセンタしまむら、パシオスが、10月、11月に打ち込んだセールチラシを詳しく分析すると、さらに、「高品質+低価格」競争が激化することが見て取れる。

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ファッションセンターしまむらは、「低価格(より安く売る)強調路線」への原点回帰を言って後、ほとんどのセールチラシに、①50円、90円、150円などの超目玉価格品、②商品カテゴリー限定の「さらに、レジにて40%OFF」の値引き、この二つを連続掲載しています。10月以降から、かなり激しい表現で強力に「安さを訴求」していますが、これが、これから先、3ヶ月、4ヶ月、そして、6ヶ月と続けられますと、お客の頭に、「しまむらは安い」という意識がなお一層浸透していくものと思われます。しまむらの競争相手の店は、これにどこまでついていけるでしょうか。やや気になります。

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パシオスも、ファッションセンターしまむらに、負けず劣らず、かなり強烈な「低価格訴求型チラシ」を打ち込んでいます。60周年記念の大きなタイトルのセールチラシで、連続して「超低価格目玉品」、そして、「商品カテゴリー限定割引き」を掲載しています。このディリーファッションストア大手・2社の10月、11月のセールチラシを見れば、ますます、激しい「低価格競争」を仕掛けてくるだろうことが予想されます。彼らが展開する超低価格訴求競争を、競争相手の店は避けて通ることはできません。知恵の限りを尽くして真正面から正攻法、奇襲法、どんな手を使おうと戦っていかねばならないと思います。

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50円、60円、90円、150円などの超低価格目玉商品、そして、「さらにレジにて4割引き、6割引き」などの値引き、これらをチラシに連続して掲載していくのは、決して楽ではありません。商品手当ても大変ですが、商品経営上では、値下げによる粗利益の喪失も大きな負担になります。したがって、資金的余裕、利益余裕、そして、大幅な仕入れコスト削減、これらが背景にある店だけがやれることです。ですから、「低価格競争は企業体力勝負」とも言われたりします。果たして、ファッションセンターしまむら、パシオス、2社は、いつまで「激しい低価格競争、安売り競争」を続けていけるのか、また、競争相手のどの店が、彼らにどこまでついていけるのか、とても興味があるところです。今、量販衣料品店業界で繰り広げられている厳しい「高品質+低価格競争(良いモノを誰よりも安く売る競争)」に打つ勝ち、生き残っていくのは決して容易なことではなく、さらに、並々ならぬ企業努力が必要とされるからです。誰がどんな手を打ってくるのか、注意深く見つめていこうと考えています。

「有力量販衣料品店チェーン6社の既存店月別売上高前年比伸率の推移を見る」 完

パシオス

■フディリーファッションストア大手・ファッシふ

ョンセンターしまむら、パシオスが10月、11月に打ったセールチラシからは、「高品質+低価格」競争が激しくなることが見えてくる。

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新店舗情報:「ファッションセンターしまむら藤沢店」-08/11月16日開店

■「ファッションセンターしまむら藤沢店(2008年11月6日開店)」は、食品スーパー「オーケー・ジャンボ藤沢店」の4階にビルイン型出店

2008年11月6日に開店した「ファッションセンターしまむら藤沢店」は、同グループの靴専門店「おしゃれシューズ・ディバロ」とともに、食品スーパー「オーケー・ジャンボ藤沢店」の4階に出店しました。ファッションセンターしまむらが、食品スーパーの店舗、それも、その4階に出店するというのは「初めてのケース」ではないかと思います。4階という場所にも驚きましたが、もっと驚くのは、「高品質・Everyday Low Price」を経営方針とし、急成長している食品ディスカウントスーパー「オーケー株式会社」の店舗に出店したことです。

010 ■食品スーパー「オーケー株式会社」は、今、最も注目されている企業の一つであることは、すでにご存知でしょうから、ここで、あれこれ述べる必要もないとは思いますが、とりあえず、簡単に企業概要だけを記します。

売上高-2007年3月期(単独)-1450億円、2008年3月期-約1680億9000万円、経常利益66億円-経常利益率4.52%(07/3)、経常経費率(売上比07/3)14.66%。粗利益率は約19%といわれていますが、それにしても、経費率約15%は相当な「ローコスト経営」。これが背景にあっての「エブリディ・ロープライス」。その低価格訴求力・「安さ」は業界最強。

ファッションセンターしまむら藤沢店は、「圧倒的な安さ」、超低価格訴求で同業他社を打ち負かす圧倒的な競争力と、強力な集客力を持つ食品ディスカウントスーパー・オーケーの「ジャンボ藤沢店」に出店したわけですが、この強者・2社、「オーケー+しまむら」の組み合わせは、周辺の競争相手に、いままでにましてより大きな脅威をあたえることになるでしょう。

「オーケー藤沢店」の概要は、①所在地-神奈川県藤沢市南藤沢6-23、②開店-1970年6月、③売場面積-直営3508㎡≒1061坪、テナント4974㎡≒1504坪、④直営年は推計ですが、2000年-41億円超(2000年)、2008年はさらにこれを上回る年商をやっていると考えられる大規模、高売上、高効率の店。⑤建物-地下駐車場+地上6階。現在のフロア構成は、1階~3階までがオーケー(食品+ドラッグ+住関連)、4階-ファッションセンターしまむら藤沢店+しまむらグループ靴専門店「ディバロ」、5階-ダイソー、6階-紳士服専門店サカゼン。

012■ファッションセンターしまむら藤沢店

先に出た「しまむら西葛西店」と同タイプのビルイン型店舗。店の入口部分、外観のつくりは、ショーウインドーを設置したビルイン型標準店舗最新仕様。ファッションセンターしまむら藤沢店の売場面積は約360坪、同グループの靴専門店「ディバロ」約100坪。ファッションセンターしまむらが、業界最強と評判の高い「食品スーパー・オーケー」の店に出店したことは理解できるにしても、4階という立地に出店したのは、しまむらにとって、それ相当の有利な判断(入居条件、家賃等)があってのことではないかと思われます。また、オーケーの強力な集客力に信を置いての出店でもあったでしょう。(しまむらは、島忠・ホームズ葛西店で、そこに、しまむらと同時に出店した食品スーパー・オーケーの強力な集客力とその低価格(安さ)訴求力を見ているし、その強さも知っている)

ファッションセンターしまむら藤沢店は「パシオス藤沢店」と約150mの至近距離

これも「驚きのひとつ」ですが、ファッションセンターしまむら藤沢店は、なんと、同業のディリーファッションストアであり、また、株を12.7%を取得し、資本参加した企業である「パシオス(田原屋)の藤沢店」から、わずか、150mあるかないかの場所への出店だったことです。しまむらは、ここへの出店に当って、当然、前もって、パシオスになんらかの挨拶をしたことでしょうが、それにしても「驚き」です。

009 図の(緑色・白抜きP)が「パシオス藤沢店」、赤色■-ファッションセンターしまむら藤沢店(オーケー藤沢店4階)。店を中心に描いた円は半径100m。しまむらの、この至近距離、そして、強力な食品スーパー・オーケー藤沢店内への出店は、パシオス藤沢店にかなりの打撃=売上減という大きな影響を及ぼすものと考えられます。もちろん、「しまむら+パシオス連合軍」のこのエリアにおける売上シェアが拡大するという見方もありますが、それはそれとして、やはり、パシオス藤沢店に「かなり大きなショック」を与えたことでしょう。今後、この2店は、競争相手として、激しい戦いを展開するものと思われます。

029

パシオス藤沢店の概要 

ファッションセンターしまむら藤沢店の競争相手となるパシオス藤沢店は、1974年10月に開店した店で、店舗建物は地下1階・地上5階。売場面積は3446㎡≒1042坪と、しまむら藤沢店の約3倍の広さですが、ワンフロアが狭く、とても「使い勝手の悪い」古いタイプの店です。しかし、年商推計約19億円~21億円を売上げた時もある、パシオスでは、売上高、売場面積規模ともに上位にランクされる大型店でもあります。しまむら藤沢店にとって、パシオス藤沢店の、①売場面積が「しまむら藤沢店の3倍」、そして、②「年商推計約21億円を売上げた力」、③総合衣料品、60年のキャリア(現在、60周年大感謝祭を展開中)、これらは「あなどり難い」力でしよう。両店の店長さんにとっては「本当に、しんどい」ことでしようが、これから先、大激戦になることは避けられないと思います。それは別として、この藤沢市における「しまむら藤沢店対パシオス藤沢店の戦い」は、必見の視察クリニック先です。ぜひ、見に行かれることをお薦めします。

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■ファッションセンターしまむら藤沢店の開店セール第一弾チラシは「強烈」

しまむらは、この10月から、「低価格訴求強調路線」に原点回帰し、かなり強烈な低価格訴求型チラシを打ち込んでいます。しまむら藤沢店の開店チラシもその流れの中にあります。50円、90円、190円などの超目玉価格品、そして、さらにレジにて半額などの打ち出し、これに、パシオス藤沢店はどのような対抗策を打ってくるのでしょうか。「パシオス・友の会優待セール」などで、かなり激しい「しまむら迎撃策」を展開したりしていますが、パシオスの「やる気と戦闘意欲、そして、しまむらへの挑戦」を強く感じます。激突は避けられないとはいえ、両店の力と知恵、全力を出しての戦いを、これから先、じっくり研究、勉強させてもらおうと思います。

「ファッションセンターしまむら藤沢店 2008年11月6日開店」 完

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研究会報告:「衣料品の月別販売指数」

■「衣料品の月別販売指数」を見て考えること

「月別販売指数」とは、衣料品年間売上高を100として計算した1年・各月の売上構成比のことですが、ここで改めて言うまでもなく、小売業界人なら誰もが知っていることと思います。しかし、予算編成時に「一つの指標」として使うことはあっても、それ以外の時に、これを見たり、使ったりする人は案外、少ないように思われます。1年間という時間単位で眺めてみると、いろいろのことが見えてきます。たまにはじっくり見る必要があるのではないでしょうか。

003(図-1) は、①日本チェーンストア協会、②日本スーパーマーケット協会、③日本百貨店協会、がそれぞれ発表している販売統計と、④衣料スーパーストアA社のデータから作成した「衣料品の月別販売指数グラフ」です。これを見ると、衣料品販売で、1年12ヶ月のうち、最も重要な期間と月は、11月、12月、1月の3ヶ月であることが分かります。この3ヶ月の月別販売指数は高く(3ヶ月計の販売指数は約29%~31%になる)、ここで売上を落とすと(予算比であれ、前年比であれ)、その他の月では、その落ち込み分を埋めることが極めて難しいと考えられます。現在、2008年11月中旬は、まさに、この期間の初頭にあるわけですが、ここでどんな手を打っていくかで、今年の成績が決まるといってもいいかもしれません。

005 ■1年12ヶ月の最後に「売上の山」がくる。

(表-1)は、「図-1」の基データ。(ここでは、1年間を3月から翌年の2月末とします)。表中、CS衣料とあるのは「日本チェーンストア協会」、以下、JS衣料=日本スーパーマーケット協会、DP衣料=日本百貨店協会、それぞれが発表している2007年度(07/3-08/2)の衣料品月別販売実績統計から作成した「月別販売指数」です。1年間の「大きな売上の山」が、後半の11月、12月、1月、この3ヶ月にあるわけですから、ここで売上を大きく落とせば、もう年内、残りの月で挽回することは極めて困難です。したがって、小売企業各社は、必死になってこの期間の売上確保に努めることになるわけです。とりわけ、今年、2008年度(08/3-09/2)は、金融危機、不景気・不況、消費低迷などによって、小売業にとっては「ますます読みにくい年」になることが確実視されていますから、より一層の努力が求められることになりそうです。ディリーファッションストアだけでなく、すべての小売企業が、この「年の最後にある大きな売上の山づくり」にどのような手を打ってくるのか注視していこうと考えています。

010

■すでに、ファッションセンターしまむらは、これから先、11月、12月、1月も含めて、打っていく手として、低価格訴求をより一層強化(より安く売ること)、主要ボリュームプライスラインのポジショニングを0.5ポイントから1割前後、下にシフトする、短い期間でしたが、いままで中止していた「さらにレジにて4割引き」等の値引き販売を再開、セールチラシの配布エリアを拡大=散布枚数拡大、中高年女性対象のエルダーグループ商品を売場前面に打ち出す、これらをあげています。そして、すでに実行しています。また、ここに載せているオープンチラシを見て分かるとおり、50円、90円、190円、300円、500円、770円、970円、という売価を「一目で、安い!、と感じさせるインパクトある表現」で、繰り返し打ち出しています。これを、長期間、継続して展開されると、競争相手はかなりの痛手をうけることになるでしょう。しまむら対策ということだけでなく、「ここは、多少、値入率を下げ、粗利益率の低下があってもそれは我慢して、他店よりも安く売る」という政策が求められるかもしれません。ともかく、「何も手を打たずに、横目で見ているだけ」というのは最悪の選択、あとで必ず「大後悔」することだけは間違いないでしょう。

「衣料品の月別販売指数」を見て考える  完

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業界動向:「主要GMS小売企業各社の衣料品年間売上高」調査メモ

■主要GMS小売企業における衣料品売上高の概況

先に、ディリーファッションストア大手6社の概況調査と平行して、主要GMS小売企業各社における衣料品売上高の概況も調べてみました。それを、以下に、簡潔にまとめておくことにします。

(1)イ オ ン

衣料品年間売上高-3677億63百万円、②衣料品売上構成比-20.3%(2008/2)

(2)イ ト ー ヨ ー カ 堂

衣料品年間売上高-2781億68百万円、②衣料品売上構成比-23.1%(08/2)

かつては、「衣料のイトーヨーカ堂」といわれたほど、衣料部門の強さを誇っていましたが、今は、食品部門(食品部門の売上構成比は55.7%)の半分にも達しない数字になっています。GMS・衣料部門の凋落ぶりをまの当たりに見る思いです。

(3)ユ ニ ー

衣料品年間売上高-1352億10百万円、②衣料品売上構成比-20.2%(08/2)

(4)ダ イ エ ー

衣料品年間売上高-1162億71百万円、②衣料品売上構成比-16.8%(08/2)

(5)イ ズ ミ

衣料品年間売上高-671億53百万円、②衣料品売上構成比-28.9%

(6)平 和 堂

衣料品年間売上高-612億60百万円、②衣料品売上構成比-20.5%

(7)イ ズ ミ ヤ

衣料品年間売上高-565億70百万円、②衣料品売上構成比-18.7%

主要GMS小売企業7社の衣料品年間売上高及び、衣料品売上構成比は以上のとおりですが、これらと、ディリーファッションストア大手3社の年間売上高を比較しますと、

(a)ファッションセンターしまむらの年間売上高は約3669億円(08/2)ですから、もう一歩で、GMS・第一位・イオンの衣料品年間売上高に届きます。しまむらの年間出店店舗数は、少なくとも40店舗超ですから、数年をまたずしてイオンの衣料品年間売上高に追いつき、追い越すものと思われます。

(b)ディリーファッションストア業界・第二位の株式会社三喜(ファッション市場サンキ)の年間売上高は約443億円、それに、最近、子会社化した「北海道三喜」の売上・68億円を加えますと、約511億円(08/10)になります。こちらも、出店意欲旺盛ですから、数年後には、イズミヤの衣料品年間売上高を追い抜いていることでしょう。

(c)次いで、ディリーファッションストア業界・第三位のパシオス(株式会社田原屋)も年間売上高約405億円で、先の2社同様、年間出店数が二桁と多いので、イズミヤの衣料品年間売上高に数年後には追いつくことができるかもしれません。

GMSの衣料品売上高、食品スーパーの衣料部門の売上高、ディリーファッションストア、そして、ユニクロ、ハニーズ、西松屋チェーンなど量販衣料品専門店チェーンの売上高の変化と推移を比較しながら見て、以下ことを感じました。

「GMSの直営衣料部門の凋落」と「食品スーパーの衣料部門閉鎖・撤退」によって空いた衣料品売上の穴を、ディリーファッションストアや、量販衣料品専門店がしっかり埋めていることです。肩代わりというのも変ですが、衣料品売上の転移がはっきりと見られると言ってもいいのではないでしょうか。そして、この傾向は「これから先も変わることは無い」と思われます。

「主要GMS小売企業各社の衣料品年間売上高」調査メモ  完

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業界動向:「ディリーファッションストア大手6社」の概況メモ

■ディリーファッションストア大手6社の概況

ディリーファッションストア大手6社とは、(1)ファッションセンターしまむら、(2)株式会社(ファッション市場サンキ)、(3)パシオス(株式会社田原屋)、(4)あかのれん(名古屋)、(5)株式会社サミットコルモ(衣料館コルモピア)、(6)オンセンド、のことです。6社合計売上高は約4727億4600万円、そのうち、ファッションセンターしまむら(単体)の売上高が約3467億7900万円で、(2)三喜~(6)オンセンド、5社計売上高の約2.75倍になります。ファッションセンターしまむらが、2位以下に圧倒的な差をつけて、超巨大1番企業として業界に君臨していると言っても過言ではないと思います。(以下に、大手6社の概況を簡単にまとめておきます)

ちなみに、(a)日本チェーンストア協会(会員企業78社)の衣料品年間売上高は約1兆7440億円(2007年度) 、(b)日本スーパーマーケット協会(会員企業60社集計)・衣料品年間売上高が約2110億円(2007年度)、そして、 (c)日本百貨店協会(94社集計)・衣料品年間売上高は約2兆8950億円、となっています。ディリーファッションストア大手6社計の年間売上高は約4727億円です。まだ、それほど大きな売上規模ではありません。

■ファッションセンターしまむら (しまむら+バースディ+シャンブル+ディバロ)

売上高-3669.09億円(2008/2)→ファッションセンターしまむら(単体)3467.8億円

営業利益-348.9億円、経常利益-358.5億円、当期純利益-約204.2億円

⑤期末店舗数-しまむら1077店舗(2008年10月末は1107店舗)

■株式会社三喜(ファッション市場サンキ)

売上高-445.9億円(2008/2)、経常利益-約20.9億円、店舗数-124店舗

2007年2月期は、売上高約443.4億円(東北三喜4社り子会社を含む連結)

注: この時点では「北海道三喜」(年商約68億円、店舗数38店舗)を含まず。

■パ シ オ ス(株式会社田原屋)

売上高-405億円(2008/3)

2007年3月期-売上高約399億円-経常利益約4.38億円

店舗数-119店舗(2008/5)

■あ か の れ ん

売上高-171.6億円(2008/2)

2009年度の売上高見込み約192億円-48店舗

②営業利益-約3.9億円、③期末店舗数-43店舗

注: 基本的考え方

出店店舗規模・売場坪数は約350坪~450坪

基本商圏設定は、人口5万人、15000世帯

売上シェア10%~15%の獲得が見込めれば出店検討

当面の売場坪当り年間売上高目標は100万円(08/2時点推計は約90万円)

■株式会社サミットコルモ(衣料館コルモピア)

売上高-148.6億円(08/2)、②営業利益-1.93億円、③経常利益-1.64億円

注: 2009年3月期見込み-売上高155億円 経常利益1.7億円

■オ ン セ ン ド

売上高-88.4億円(2008/8)、②経常利益-約9700万円

③店舗数-直営店73店舗、FC店7店舗、合計80店舗

ディリーファッションストア大手6社の概況は以上のとおりです。各社、ともに、「出店意欲旺盛」ですから、2年後、3年後には、ここでまとめた数字も大きく変化するものと考えられます。いまのところ、なんとか掴まえることができる数字は、ここであげた上位6社のものくらいです。(この6社以下の規模の店の売上高、店舗数なども、ある程度は分かっていますが、自信をもって書き出せるほどのものではありませんので、ここには載せません)

ディリーファッションストア業界は、この大手6社の動きをよく見ていれば、大体、先読みができるのではないかと思っています。当方は、定期的、継続的にチェックしております。

「ディリーファッションストア大手6社の概況メモ」  完

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新店舗情報:幸手北ファッションモールと地域制圧

■自社(店)競合を気にせず「マーケット売上シェアアップ」をはかる。

幸手北ファッションモール(しまむら幸手北店+アベイル幸手北店)の出店先は、Dマート幸手店跡地につくられた食品スーパー・ベルク幸手北店が核店舗となっているオープンモール型NSC「幸手北モール」内です。幸手市には、すでに、しまむら幸手店(1986年開店、約243坪、パシオス幸手店がまだ出店していない前の、ピーク時には年商約5.9億円を売上げたと言われている高効率店)がありますので、この「しまむら幸手北店」は幸手市で2店舗目ということになります。

003

■注目すべき点は、しまむら幸手北店と、しまむら幸手店の店間距離が約1kmという近さであることです。この近さの距離では、自社(店)競合は避けられないと考えられますが、それを、恐れず、しまむら幸手北店を出店したという点です。次の注目点は、しまむら幸手北店から約1.5km、しまむら幸手店から約500mという至近距離にある有力食品スーパー・ヤオコーが核店舗のオープンモール型NSC内にある「パシオス幸手」、「ハニーズ幸手店」、「ジーユー幸手店(ユニクログループ)」を、しまむらグループ3店(しまむら幸手店+しまむら幸手北店+アベイル幸手北店)で攻撃していることです。しまむら2店舗体制+アベイルで、幸手市におけるマーケット売上シェアアップを図るとともに、競合店対策も強化するという作戦です。これは、競争相手に大きなダメージと恐怖をもたらしていることでしょう。

007■「幸手北モール」概略

幸手北ファッションモールの出店先、オープンモール型NSC「幸手北モール」は、核店舗-食品スーパー・ベルク幸手北店(売場面積2281㎡・初年度売上目標15.8億円)、幸手北ファッションモール(しまむら幸手北店1062㎡+アベイル幸手北店)、マツモトキヨシ655㎡、という店舗構成です。この「幸手北モール(NSC)」から約1.5kmのところに、先述した、有力食品スーパー・ヤオコーを核店舗とし、パシオス、ハニーズ、ジーユー等の有力店舗で構成された「オープンモール型NSC」があることになります。

002

■幸手北ファッションモールの外観。しまむら幸手北店、アベイル幸手北店、やや売場面積は狭いですが、ともに最新型の標準店舗です。しまむらのファッションモールでは、この、「しまむら+アベイル」が最も強い組み合わせです。(しまむらとバースディ、シャンブル、ディバロ、いずれかと組み合わせたファッションモールもありますが、それらはあまり強くありません)。しまむら幸手北店とアベイル幸手北店、この2店合計で、初年度年商は、下限値で約5.5億円、上限で6億円は売上げるだろうと考えられます。これに、しまむら幸手店の売上高を加えると、推計ですが、下限値で約10億円、上限で約11億円になるものと思われます。

003_2

■有力食品スーパー・ヤオコー幸手店を核店舗とするオープンモール型NSC。「パシオス幸手店」、「ハニーズ」、「ジーユー」等の有力衣料品店を構成したかなり強力なNSCです。幸手北ファッションモール(しまむら+アベイル)が出店している幸手北モールの最大の競争相手。ふたつのNSC、それぞれの核店舗となっている食品スーパー・ベルク幸手北店と、ヤオコー幸手店、両社、どちらが強いかの比較では、おそらく、ヤオコー幸手店の方に分があると思われます。また、ヤオコー以外の専門店も有力店ばかりでこれも強力です。したがって、幸手北モールNSCにとっては、とても怖い競争相手であると言えます。

007_2■パイオス幸手店の外観。隣に「ハニーズ」、そして、ドラッグストア「ツルハドラッグ」、その奥には食品SM・ヤオコーがあります(建物配置図参照)。ヤオコー幸手店は、売場面積2173㎡と、ベルク幸手北店・2281㎡と比べ、売場面積が「やや狭い 」ですが、年商目標は約17億円で、ベルク幸手北店の約15.8億円より1.2億円高くなっています。商業集積力、テナント構成、集客力など、客観的な見方では、こちらのNSCの方が、幸手北モールNSCよりも「上」ではないかと思われます。しかし、このことが、しまむらグループの集客と売上にそれほど大きなマイナス影響を及ぼすとは考えていません。

■しまむらグループ、そして、「しまむらグループ+パシオス連合軍」で地域制圧

幸手市の人口は、2008年10月1日現在、世帯数21126世帯、総人口数54639人です。この数値をベースに、幸手市マーケットにおけるディリーファッションストアが対象にできる衣料品及び衣料関連品の年間需要額推計と、しまむらグループ、そして、「しまむらグループ+パシオス連合軍」のマーケット売上シェア推計計算は以下のようになります。

①ディリーファッションストアが対象にできる「勤労者・全世帯(平成17年度)1世帯当り・衣料及び衣料関連品の年間消費支出額は約20万円

②幸手市の世帯数(2008年10月1日)は21126世帯

③衣料品及び衣料関連品の年間需要額推計は、①×②≒42.25億円

幸手市マーケットにおける「しまむらグループ(しまむら幸手店+しまむら幸手北店+アベイル幸手北店)」の年間売上高推計は、下限値で約10億円、上限で約11億円。このときの幸手市マーケットにおける売上シェアは、

④マーケット売上シェア・下限値-10億円÷42.25億円≒23.7%

⑤マーケット売上シェア・上限値-11億円÷42.25億円≒26%、

それに、パシオス幸手店は、下限値でも年商約3億円は確保するだろうと考えられますので、「しまむらグループ+パシオス幸手店・連合軍」合計の年商は、下限値約13億円、上限では約14億円。したがって、しまむらグループ+パシオス連合軍の売上シェアは、

⑥下限値で、13億円÷42.25億円≒30.76%

⑦上限値で、14億円÷42.25億円≒33.1%

以上、①~⑦の計算結果から、「しまむらグループ+パシオス幸手店連合軍」が、幸手市マーケット地域制圧するものと考えるわけです。しまむらの出店戦略、そして、地域制圧の「凄さと怖さ」を感じます。しまむらグループ+パシオス連合軍は「まだ、緩やかな連合にとどまっている」ようですが、これが強く結びついた時には、いまより、はるかに「凄く、怖い」存在になることでしよう。

注)パシオス幸手店が出店した時点(2007年4月)では、まだ、しまむらがパシオスの株式12.7%を取得し、資本参加・提携したことは発表されていませんでした。しかし、2007年10月5日にこのことが発表されましたので、ここでは「しまむらグループ+パシオス連合軍」と呼称することにした次第です。

「幸手北ファッションモールと地域制圧」  完

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経営課題:低価格競争時代の決め手は、「高品質なものを、どこよりも低価格で(安く)、継続して提供できる力」

■ファッションセンターしまむら(単体)、ユニクロが、ここ数ヶ月間に打ったセールチラシの強調メッセージは「高品質な商品を、どこよりも低価格で(安く)提供していきます」。

002

量販衣料品店チェーンだけでなく、ほとんどの小売企業が、今、目指しているところは、「高品質な(良い品質の)モノを、どこよりも低価格で、継続的に提供できる仕組みと力を構築する」ことだと思います。そして、ユニクロ、ファッションセンターしまむら(単体)、この2社が、その「仕組みと力の構築」では、断然、同業他社を引き離しています。、量販衣料品店業界における「低価格競争」は、この2社の動きに左右されると考えてもいいほど、とても大きな影響力を持っています。ですから、同業他社が、この激烈な低価格競争時代に生き残れるかどうかは、この2社の「一段と強化されている低価格政策」に対抗できる力があるか、無いか、そして、対抗できる「必死の知恵」を出すことができるかどうかで決まると言っても言い過ぎではありません。

007■ファッションセンターしまむらは、10月入ってから、「しまむらグループ1500店記念・大感謝セール」とのタイトルコピーで6本のセールチラシを打ち込んでいます。さらに、11月1日にも、「1500店舗記念・決定版・総力セール」の追い込みチラシを打ちました。しまむらは、この一連のセールチラシで、いままでになく強烈な「低価格訴求」をやっていますが、これに対抗できる力を持った競争相手は、ほんの数社しか見当たりません。ディリーファッションストア業界における「低価格競争」は、しまむらの「一人勝ち」、独壇場といってもいい状況です。このまま、同業他社が、なにもせず、横目で見ているだけなら、ディリーファッションストア業界は、しまむらに「完全制圧」されて しまうかもしれません。サンキ、パシオス、サミットコルモ、あかのれん等、しまむらに次ぐ、2番手、3番手小売企業が、これから先、どんな対抗策を打ち出してくるか、とても興味があります。もし、彼らが、しまむらとの価格競争を避け、非価格競争、すなわち、「商品と品揃えの差別化、グレードアップ」で生き残り策をはかるという方向に向かえば、その未来は、あまり明るくないと考えられるからです。

005

■パシオスもかなりインパクトのある「低価格訴求型」セールチラシを、60周年SALEのメインタイトルコピーで連続して打ち込んでいます。これも効き目がありそうです。ともかく、しまむらが仕掛けている「低価格競争」への対抗策を打ち出し続けないと、その差がますます開くだけになることだけは間違いありません。しまむらと至近距離で競合する店舗を多数持っている「サンキ」、「サミットコルモ」も、必死の対抗策を展開してはいますが、「しまむらに打ち勝つだけの力はまだまだ不足している」ように見えるのですが、この見方は間違っているでしょうか・・・・。

015

■パシオスのチラシに掲載されている、①カテゴリー限定・レジにて4割引き、②売価・300円、600円、890円、950円、1000円の商品、これらもかなりのお値打ち品ですが、セールチラシにおける表現が、しまむらと比べて「やや綺麗過ぎる」きらいがあり(悪口ではありません。念のため・・・。)、その分、訴求力に欠けているように感じます。しかし、強調しているメッセージは、しまむらと同じ、「高品質な商品を、低価格(安く)で提供」ということであることは言うまでもありません。パシオスも、低価格競争に、果敢に挑んでいることがよく分かります。「ディリーファッションストア業界で、一番強い者が、これからは、徹底して低価格強化路線を進む」とし、それが、今の状況下では、最もベターな選択肢だとした場合、2番手、3番手、そして、それ以下の店が進むべき道、とるべき対策も自ずから決まってしまうと考えるのですが、果たして、どんな手をうってくるのか、今後の彼らの動きを注視しようと思っています。

以上は、10月に展開された「ファッションセンターしまむら」、「パシオス」、そして、「ユニクロ」のセールチラシ詳しく分析してみて感じたことです。「激烈な低価格競争」を生き抜き、勝ち抜いていくのは決して容易なことではないでしょう。しかし、「あきらめない。投げ出さない。勝ち抜く」という強い意志と、激しい戦闘意欲を持ち続け、果敢に挑戦していく店だけが勝者になれることだけは間違いと思います。  完

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