新店舗情報:アクロスモール守谷ファッションモール 9月25日開店
2008年9月25日、「アクロスモール守谷(茨城県守谷市松ヶ丘6-6-1)」の1階に、しまむらグループの「アクロスモール守谷ファッションモール(以下、守谷FMと略)」が開店しました。守谷FMは、①ファッションセンターしまむら、②バースディ、③アベイル、の3店構成で、売場面積は約1000坪~1100坪のファッションモールです。
①デベロッパーは大和情報サービス株式会社、②敷地面積11959坪、③建物面積6422坪、④店舗数66店舗(うち物販42店)、⑤開店日・2006年4月21日、⑥2008年9月25日、テナント入れ替えし、リニューアルオープン。
アクロスモール守谷が開店してわずか1年後に、ここから約1.5kmのところにイオングループの大規模商業施設「ロックシティ守谷SC」が出店しました。その影響もあって、アクロスモール守谷SCの苦戦が伝えられていました。また、テナントの出入り(撤退・閉鎖、入れ替え)が目立っていました。デベロッパーは、テナント撤退で空いた面積の穴埋めと有力テナント誘致に東奔西走したに違いありません。そんな経緯があった後、しまむらグループのファッションモール出店が決まったわけです。デベロッパーは「しまむらグループ」を三顧の礼で迎えたかもしれません。そういう状況下での「しまむらグループ」の出店ですので、おそらく、しまむらグループにとってかなり有利な条件提示(家賃、他の入居条件など)がなされたのではないかと思われます。それはともかく、アクロスモール守谷SCは、「しまむらグループ」の入居により、新たに強力なテナントが加わったことで、以前比べ、はるかに集客力が強化されたことになります。
■地図は、ファッションモール守谷の出店先、「アクロスモール守谷」SC(図-赤色S2)の周辺概略図です。この店から約1.2km右先には「ロックシティ守谷SC」(図-緑色ロ)、そして、ファッションモール守谷(しまむら+バースディ+アベイル)から約5.5kmの距離には、サンキ小絹(小絹ファッション館、小絹ファブリック館)、ファッションセンターしまむら谷和原店、があります。これらは全てアクロスモール守谷SCの対象商圏エリア内にある競争店です。したがって、ここ守谷市エリアは、①2つの大規模商業施設の至近距離での競争激戦地であり、また、②「サンキ対しまむらの戦い」の激戦地の一つでもあります。
●ロックシティ守谷SCは、茨城県守谷市百合ケ丘3-249-1にあり、2007年6月開店、商業施設面積約9500坪、駐車場1900台という大規模商業施設。
●サンキ小絹(小絹ファッション館+小絹ファブリック館)(図-青色サ)は、平屋別棟で2棟の店舗。2004年11月、増床オープン。売場坪数は2館計で約900坪。年商推計は約8億~9億円。
●しまむら谷和原店(図-赤色S2)は、2002年12月開店。売場坪数約307坪、年商推計3億円。
■アクロスモール守谷ファッションモールの外観。ビルイン型のファッションモールで、(ファッションセンターしまむら+バースディ+アベイル)この組み合わせのタイプです。この3店構成のタイプで順調と言われているFMには、①にしおおみやファッションモール(埼玉県大宮市宮前219)、②サニーモール西葛西FM(東京都江戸川区西葛西)、③マーケットシティ古河FM(埼玉県古河市松並)などがあります。この組み合わせが、今の、しまむらグループのファッションモールでは最も強い組み合わせではないかと考えられます。それを、しまむらは、ここ、アクロスモール守谷に出店したというわけです。それには、いろいろの狙い・目的があるように思います。
■図は、アクロスモール守谷SCの主要テナントの店舗配置図です。しまむらグループは1階、ユニクロの隣にあります。ところで、しまむらグループがここにファッションモールを出店したのは、前述しましたが、①入居条件が「しまむらの出店原則」に合っていた(家賃は売上比5%以内など)、②集客力の大きな大規模商業施設の1階であること、それに加え、③油断できない力を持っている競争相手、「サンキ叩き」→サンキ小絹(小絹ファッション館・ファブリック館)を叩く、という狙いがあったのではないかと考えられます。というのも、守谷地区における、しまむらとサンキの出店の流れを時系列に並べて見ると、そのこと(③のこと)がよく見えるからです。
守谷市における「しまむらとサンキ」の出店を時系列にならべてると次のようになります。
●1987年11月、サンキ小絹店出店(このときは1棟)。売場面積1319㎡。年商推計約7億2000万円を売上げたときもあります。
●2002年12月、ファッションモールしまむら谷和原店開店。サンキ小絹店から約650mという至近距離に出店。売場坪数約307坪。推計値・年商は3億2000万円前後で推移。
●2008年9月25日、アクロスモール守谷SCに、「しまむら+アベイル+バースディ」・3店構成で売場坪数約1000坪のファッションモールを出店。サンキ小絹店(2棟2店舗)からは約5.5kmの距離がありますが、これは対象商圏エリア内にある競争店の一つです。しまむら谷和原店は、サンキ小絹店との競争で苦戦を伝えられていましたので、その援護策も兼ねた、「対象商圏エリア内、売上シェアアップ戦略」でもあると考えられます。
このように、1987年のサンキ小絹店出店から、2008年9月の「しまむら・アクロスモール守谷ファッションモール出店」に至るまで、時系列に、この地区における両社の店舗展開を見ると、ここでも、「サンキ対しまむら」の熾烈な戦いがおこなわれていることが分かります。「サンキ対しまむらの戦い」は、どの地区、どの店を見ても、いろいろ学びとれることが沢山ありますが、今後、どのような展開をしていくのか、とても興味のあるところです。必見の店舗視察クリニックコースのひとつとしてお奨めいたします。
しまむらグループの、「アクロスモール守谷ファッションモール」開店を見て 完
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